「新居・・」
「新居・・・」
第19章・・・
旅館に到着した、その夜、今後のことを2人で話し合った。
「祐二さんこれから、どうする?何も考えないで来たはいいけど・・・
いつまでもホテル暮らしってのは出来ないしね・・」
「そうだね〜明日、部屋探しにいこうかぁ?」
2人共、何があるか分からないので、金銭的なことは、それなりに、お互いが持っては、きていた。
私も銀行から、全額のお金を下ろしていた。
次の日、旅館を後にした、私達は町まで車を飛ばし近くのパーキングに車を止めて
町の中を探索した。
見た感じ、それなりに大きな所ではあった。
何時間ぐらい歩いたのだろうか・・・
何軒がの不動産屋をみて、張り紙をみながら、一件に絞り込み
そこで部屋を探した。
しかし、保証人やら、なんやらで、まだ部屋は見つけられそうになかった。
そこで、先に2人で働く場所を探した。
コンビニでアルバイトの本を買い働けるところを探し一枚のページに目がいった。
そこは、とある工場が募集の広告をだしていた。
急、求むと書いてあり夫婦でもOKと書いてあった。
すぐに電話をして、面接を受け私は事務の受付、祐二さんは工場内の仕事をすることになった。
面接をしてくれた社長は私達を本当の夫婦ではないと、見て、話せるところ、までで、いいから
事情をきかせてくれといってきた。
祐二さんは少し考えていたが、全部は話さないで少しだけはなした。
社長は、仕事を、きちんとしてくれれば、問題はないといい、住むところにも困る
だろうから、会社の寮を使えばいいと、いってくれた。
それ以上は何もきかなかった。
私達は、社長の言葉に今は甘えることしかできなくて、感謝をして、会社の寮に住むことを
決めた。
寮は仕事場から、20分ぐらいのとこにある。
建物も、しっかりしていて、わりと綺麗な寮であった。
これから、しばらくの間、ここが私達の新居となる。
部屋に案内され、入ると仕事は明日からでいいと言われ
まだ何もない部屋に荷物を置き、その日は早めに休むことにした。
布団も何もないタタミの上で、ごろ寝をした。
だけど私は嬉しかった祐二さんに体を寄せて深い眠りについた。