「疑惑・・」
「疑惑・・・・」
第12章・・・
祐二さんと、あれから何度か会うようになり、2人で色んなことを話し私は夢中になっていった
由美を少しの時間だけ預かってもらったり、一緒に連れていったりした。
そんな夜のことだった。
いつものように夫が帰ってきて、お風呂を済ませ3人で、くつろいで居たときだった。
由美が今日のお昼のことを話し始めた。
「今日ね〜デパートいって、これ買ってもらったの」その手には小さめだが
可愛いクマのぬいぐるみだった。
「そうか〜可愛いね、ママに買ってもらってよかったね。」夫が笑顔ではなしている。
すると由美が祐二さんのことを口にした。
「違うよパパおじちゃんに買ってもらったの」夫は何とも言えない表情をした。
「おじちゃん?どこのおじちゃん?」
「ん〜どこのおじちゃんだっけ?でもママと良くお話してるんだよ」
私はドッキとした。
「ママに後で聞いてみようね、もう遅いから寝ようね。」
「はぁ〜い、おやすみパパ」由美を寝かし私はリビングに戻った。
「ママ?誰さっき由美がいってた、おじちゃんって・・」
夫は少し疑う目で私に話しかけてきた。
「ん、んん、ホラ!!前にハンカチの話したでしょう。」
「ハンカチ?ああ〜落とした時に届けてくれたとかいってた人」
「そうそう、その人なのよ、たまに子供と奥さん連れてデパートに来るみたいなの」
「それで、その奥さんと仲良くなってね、それで今日又あったんで、その時に
買ってもらったのよ」なんとか言い訳を思いつき話して夫の反応をうかがっていた。
「なん〜だ、そっか良く会うんだ・・・」そういって少しは安心したみたいだ。
「てっきりママが・・・最近ご無沙汰だしなぁ〜頻繁に出かけてるみたいだから」
「私が何?・・・」思い切って切り出してみた。
「パパまさか私が浮気でもしていると・・パパ!」
「いゃぁ〜そうじゃぁない・・」夫は慌てた様子でご機嫌取りにきた。
すると夫は私を抱きしめ耳元で囁いた。
「ママ〜愛してるよ今日は僕のベットで一緒に寝よう。」
拒否することも出来ず私はその夜、夫に抱かれた。
しかし夫に抱かれながら、祐二さんのことを思い出してした。
優しい夫ではある、しかし私の心は、もう祐二さんで溢れていた。
夫は私のことを少しまだ疑っている。