侵略者
匠さん「戻ってなにすんのさ?」守護神「このままじゃ森が荒らされちゃう」
匠さん「ヤバイの?」守護神「ヤバすぎ下手に木々を伐採されたり資源盗まれたら森の住民達に侵入者達が皆殺しにされちゃう」
匠さん「なら良いじゃん」守護神「森が人間の血で汚れるの嫌だし」
村長「あの森そんなヤバイのですか?」
守護神「森の周辺や浅い所なら大きな蛇や熊に狼位しか居ないけど湖に近づくにつれ凶悪なドラゴンや神聖なユニコーン邪悪なケルベロスとかまぁ人じゃ絶対倒せない者達が棲息しているからね」
匠さん「あの湖そんな危なかったの?」守護神「あんた位よ無事ですんでるの」
匠さん「ドラゴン見てみたいし戻ろうか」守護神「あれらが暴れだしたらめんどくさいし戻って」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
多くのテントが円を書くように建ち並び四方へ馬車道が抜けるように作られた野営地
その中央にある一番大きなテントの中では侵略者達による会議が行われていた。
伝令1「先行冒険者隊が森へ突入しました」伝令2「斥候部隊が南の地にて平原を発見しました周辺を引き続き探索するとの事です」
騎士長「順調ですな」商隊長「えぇ伐採班を送り出しても良いのでは?」
騎士長「ふむしかしなぁまだ始まったばかりだし長旅で我が騎士団も疲れておるし。。。まぁ。何だ?」
商隊長「あぁ気づかずに申し訳ありません此れをお納めください」
ドンとテーブルの上に置かれた麻袋を騎士長が中を覗くと金貨が見てとれる金貨がどれ位の価値があるのか騎士長の給金が30日で金貨三枚程度だ。
そんな金貨が百枚以上入っていた。
騎士長はその袋から五枚取りだし副隊長へ渡し命令する。
「直ちに民兵を使って荷車隊を編成し護衛に騎士団から一中隊を付けろ」
副隊長「畏まりました準備の為失礼します」
騎士長「ふぅあんな森もっと早くに切り開いておけばよかったな」商隊長「ご賢察誠にそのとおりで 私も現場で選別指揮をとりたいので失礼します」
騎士長「うむ」
。。。。。。。。。。。。森へ
冒険者1「おーいそっちなんか居たか?」冒険者2「なーんもゴブリンすら居ねーわ」
冒険者1「何だここは木と草しか無ーじねーか」冒険者3「でもよ此木見ろよスゲーでけーぞ」
冒険者2「恐らくだがこれダークオークでも最上位だなこれ一本で王都や帝都じゃ領主になれんじゃねーか?」
冒険者1「どう言うことだ?」冒険者3「こんだけの建材なら巨大船の竜骨にも使えるし巨大建築物の大黒柱にもなるってやつだ」
冒険者4「!?マテッ」「「「」
感知に優れた先頭を行く冒険者が小声で周囲に知らせ指にて合図を送る。
それを確認した周囲の冒険者達は同じく指にて合図を周囲に送る。
散らばってた冒険者達は五人一組となり中心の1隊から直径100メートル程の範囲内で五隊が展開し周囲を警戒する。
いつの間にか鳥の鳴き声すら無くなり静寂が森を支配していた。
匠さん「ちーす」