現実
戦い慣れた主人公です
「Ο Θεός!
Εκχωρούν για μας παραχωρήσει το ένδοξο φως!」
呪文が天高く告げられる
その瞬間銃口の前に魔法陣が現れる
これは魔術などではない
神に祈って力を貰う
降霊術ならぬ降神術
さっきのは訳すとこうなる、神よ!我に栄光ある光を授けたまえ!と
そうして神様から受け取った光を神具にやどし
放つ、それがこの力の仕組み(カラクリ)だ
なぜ、こんな物騒な者が
使用されているかと言うと、大まかにいえばこれは戦争だ
戦争ならぬ
魔術戦争
魔術戦争ならぬ
降神戦争
どちらの信仰が高いかで
勝敗が決まる
こんなのは日常だ
もう何千年もアホな殺し合いが続いているらしい
きっと俺たちが死んだ後も、永遠に続く事だろう
もう戦争をしている理由さえ見失っているのに
たとえ勝ったとしても
嬉しいのか
そんなことを永遠と考えてしまう
「こら!時!ぼさっとすんな!」
ほら、仲間のお怒りを受けてしまった
「すまない
そういやぁ!リンダム
達の方は大丈夫かなぁ!」と、陽気な話を持ち込んだりしてみる
勿論
敵へのプレゼント(手榴弾、神の力で強化)を投げ込んで殺ることも忘れない、昔は女子が男子に何かをあげたり友なんたらとかで男同士で何かをあげあっていたりしたらしいし、殺しあった仲間と言うことで
ちなみにリンダムってのは俺たちの戦友だ
そういや男同士って
言葉を漢同士にすると
急にホモくさくなるのはなんでだろう
いかんいかん無駄な事を
考えてすぎた
しかしリンダム本当に大丈夫だろうか、、、
心配になってきた
さっきからあいつなんも
話さないし
「おい、なんか言えよぉ
不安になるだろぉ」
「リンダム達は死んだとよぉ!」
なるほど、話さなかったのはそういうことか
全く、仲間の死に慣れるってのはどうも嫌だ
「チッ、ここが戦場だからってぇ!一度は言葉をかわした仲間の葬儀にも
立ち会えねのかよ」
さっきまで楽しい事を考えていたのによぉ!
だが、こんなことでめげてなんかいられない
こんな報告は毎日だ
散っていった友人
残された者のためにもかならず勝てと教えられた!
リンダムさん( ; ; )
どんな人なのだろう