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夫が運命の番と出会いました

作者: 重田いの

 運命の番。

 それは、私たち銀狼族にとって伝説の存在です。


 私の夫、エーリヒは族長であり、一族を導く役割があります。

 私、ローゼマリーは彼の妻。一族を慈しむ役目があります。


 私たちはほんの幼い頃に婚約を結び、ともに手を取り合って成長してきました。

 彼の隣にいるために、血の滲むような努力をしてきました。


 まだ、子供はいません。

 私たちが運命の番ではないからです。


 銀狼族同士の婚姻では、子供が生まれにくい。けれど、他種族を番に迎えてしまうと混血が進み、私たちと他種族、とくに人間族を隔てる魔力が弱まってしまいます。


 それでは、戦争に勝てません。

 少数民族である銀狼族が国を守るためには、どうしても魔力が必要でした。


 そんな中に燦然と輝く運命の番という存在。

 それは、子供が生まれにくい銀狼族など獣人族にとってまさに救世主と呼べます。


 運命の番様の子供は混血ですが、莫大な魔力を持って産まれてくるのです。

 それから、その番となった者の種族の特徴も、余さず受け継ぎます。

 銀狼族なら、銀狼族。竜人族なら、竜人族。そして人間族なら人間族の、よいところだけを集めて煮詰めたような素晴らしい子供たちが生まれてくると、決まっているのです。


 なんでも、血の相性がとてもよいのだそうです。だから番様に対しては、皆、常時発情状態になる。子供もたくさん生まれる。

 理性や理屈ではなく、本能と魂が惹かれる相手なのだそうです。 


 エーリヒは一人っ子ですし、うちも、兄と私だけしか産まれませんでした。

 だからこそ、夫婦になる二人はまだ子供と言われるうちに婚約を交わし、どちらかの家で一緒に育つことになるのです。

 銀狼族は、衰えています。頭数は少なく、とにかく増やすことが急務です……。


 その日は、いつも通りの日でした。

 年に何回か、エーリヒは国の見回りにいきます。一週間程度の旅行です。帰ってくると、たくさんのお土産と、私の知らない土地のお話を聞かせてくれますから、それを楽しみにしていました。


 一週間後、戻ってきた夫は、見たことがないほど青ざめた、ほとんど真っ白な顔をしていました。私をじいっと見て、ただ一言。


「……俺の番が見つかった。ローゼマリー、ごめん。人間族の、少女が俺の番だった」

 と言って、崩れ落ちました。


 私は呆然と立ちすくみ、言葉もありませんでした。


 エーリヒの身体が床に沈む音が、やけに遠くで響いたように思えました。

 私の名を呼ぶ声も、謝罪の言葉も、すべてが薄い霧の向こう側にあるようで、現実感がありませんでした。


「……番、だなんて」


 ようやく絞り出した言葉は、あまりにか細く、空気に溶けて消えました。

 私は駆け寄りたい気持ちと、後ずさりしたい衝動の狭間で足が動かず、ただ震える指先を胸元で握りしめるしかできませんでした。


 エーリヒは肩を震わせながら、ゆっくりと顔を上げます。

 その瞳は痛みに濡れ、まるで深い森の底で迷った子どものようでした。


「会った瞬間に、わかった。理屈じゃないんだって。体が勝手に動いて、声を聞いたら胸が焼けるようで……。でも俺は、お前を捨てる気なんてない。そんなこと、できるわけない」


 その必死さが、逆に胸を締めつけました。

 私はどうにか呼吸を整え、言葉を探します。しかし、口を開いても声が出ない。

 数度、喉がひくつき、ようやく言葉が漏れたのは、ほんの囁きにも満たない声でした。


「……その、ひとは、どんなひと?」


 エーリヒは痛みをこらえるように目を伏せました。

「人間の村が魔獣に襲われていたんだ。騎士たちとともに、俺が彼女を救い出した。怪我もしていて、今は村で治療を受けている。年は……十八か二十だろう。俺たちより、ずっと幼い」


 まだ大人とも呼べない年頃。若く美しい年頃……。

 なぜか胸がひどく掻きむしられたような痛みに襲われました。

 私たちが同じ年頃の時、手を取り合って、未来を夢に見ていた頃の姿が思い出されてしまったからでしょうか。


「……そう、なのね」

 自分の声が酷く冷たく聞こえました。

 私は視線を逸らし、震える呼吸を抑えるように胸元を押さえます。


「ローゼマリー」

 名を呼ばれただけで、心が揺れました。

 泣きたくない。泣いては駄目だ。

 私は一族の妻であり、族長の伴侶であると、幼い頃から教えられてきました。

 夫の前で感情を乱すなど、あってはならないことだと。


 けれど――。


「では、迎えてあげなくてはいけません。あなたは、番と手を取り合って、生きていくべきですわ」

 ようやく紡いだ言葉は自分でも信じられないほど静かで、硬質でした。ガンガンと耳鳴りがして、すべてがひどく現実離れしていました。


 エーリヒはヒュウッと息をつき、眉を寄せます。

 両手で胸元を掻き毟っている。彼は苦しんでいる。

「い、いやだ!」

 震えかすれ切れ切れの声。

 私は目を閉じます。


「お、お前と別れたくない。番なんていやだ。だが、衝動が。俺を食い尽くしそうだ。お前を大切に思う気持ちと、番への衝動が……俺の中で、喧嘩してる」


 この人は悪くない。

 運命を選べるわけではない。

 私はすべえてを受け入れるべきです。族長の妻なのですから。


 運命の番を拒絶すれば、精神が壊れると古い記録にもあります。

 私たちの全員が、運命の番に会えるわけではありません。それは奇跡です。

 まさしく文字通り、運命なのです。


「……少しだけ、一人にしていただけますか」

 ようやく言えた言葉でした。

 エーリヒはわなわな震え、頭を抱えました。冷や汗と涙がその精悍な美貌の上を零れました。

 そして夫は深く頷き、静かに部屋を出ていきました。


 扉が閉まった瞬間、私はその場に崩れ落ちました。

 胸が裂けるように痛く、息ができない。

 両手で口元を押さえて、必死に声を堪える。

 誰にも聞かれたくない。


 私は族長の妻。

 泣いてはいけない。

 みっともない姿を見せてはいけない。


 喜ぶべきなのです。

 これで、銀狼族は安泰です。

 番様は、たくさんの赤ちゃんを私たちに授けてくださるでしょう。

 一族は、彼は、救われるのです。


 喉の奥でせりあがる叫びと嗚咽。

 床の上で丸くなり、腹の奥に全部を押し込み。

 私はただ、声もなく泣きました。


 ***


 仕方がありません。

 私はエーリヒとの離婚に応じ、離れて暮らす道を選びました。

 行き先は修道院です。


 そこは祈りと癒しに満ちた、美しい場所でした。


 修道院は、人間族の領域に近い丘の上に建っていました。

 白い石造りの建物は陽光を受けて柔らかく輝き、風に乗って草花の香りが漂います。


 銀狼族族長の堅牢な砦とは違い、清らかで開放的で、包み込まれるような印象がありました。


 修道女たちは花を撒いて私を出迎えてくれました。笑い声は明るく、驚くほど純粋で、胸の奥の痛みのかたまりがほどけるように思いました。


 ようこそ、ようこそ、ローゼマリー様。

 歓迎いたします、ローゼマリー様。

 我らの姉妹、我らの母、ローゼマリー。

 よく、がんばりましたね……。


 名前を呼ばれただけで、涙腺が揺らぎましたが、私はぎりぎりのところで呼吸を整えます。


「お世話になります」

 声が震えないかと心配でしたが、思いのほか穏やかに響きました。


 修道院の生活は静かでした。

 朝は祈り、昼間は庭の手入れや薬草の管理。

 夜になると、蝋燭の火に照らされた回廊を歩き、眠る前に少しだけ日記をつけました。


 そこには、エーリヒの名前を一度も書きませんでした。

 書けば崩れてしまいそうで、怖かったのです。


 ここには私と同じような思いをしたり、もっとひどい目にあった女たちもいます。

 恨みも憎しみも、苦しみも、皆がなるべく忘れようとしている場所です。

 ここに馴染めば、私もまた、彼女たちのように清らかになれるのでしょうか?

 今はそれだけを願っています。


 そんなふうに、ゆっくりと日々が過ぎていきました。


 一年も過ぎた頃でしょうか。

 素晴らしい噂が聞こえたのは。


 エーリヒに、三つ子の男の子が生まれたというのです。


「ああ!」


 私は修道院に来てほとんど初めて、大声を出して笑いました。

 神の像の前に跪き、いっしんに祈りました。


 どうか――あの人が幸せでありますように。

 素晴らしい、美しい、明るい日々を過ごしていますように。


 そして、運命の番。

 ああ、ありがとうございます。ありがとうございます。


 あの人が一人っ子でずっとお寂しかったことを私は知っています。

 一緒に駆けまわれる兄や弟がほしくてほしくて、本当は、私に息子を産んでくれと言いたくて仕方がなかったのを知っています。


 あなたは彼の夢をかなえてくれました。

 どうかお健やかに。

 どうかどうか、ご家族でお幸せに!


 嬉しくて嬉しくて、私は泣きました。


 そして気づくと、修道女や見習いたちが私の周りに集まっていて。

 一緒に泣いて、喜んでくれたのでした。


 そうして、さらに一年が経った頃。

 満月の真夜中のことでした。

 なんとなく気が昂って眠れなく、私は起きて、こっそりと塔に昇っていました。

 修道院が建てられる前からこの土地にあったという、古い古い塔です。


 蜘蛛の巣が張った螺旋階段をゆっくり登り、すでに鐘が取り外されたてっぺんにまで昇って、月を見ました。

 私だって銀狼族ですもの、そのくらいの運動はお手の物です、えっへん。


「……昔、エーリヒとこうやって木に登ったわ」

 私は微笑み、ひとりごちました。


「ああ、そうだったな」

 と、まさか返答があるとも思いませんでしたから、危うく転げ落ちるところでした。


 大きな手がぱっと私を支えます。私は間近に、その人の顔を見ます。


「エーリヒ……」

 ぽかん。

 私は口を開いて彼を見つめる。


 月光に照らされた彼は、私の覚えているいかなる姿とも異なりました。

 かつての少年でも、青年でも、族長としての威厳に満ちた男でもなく、どこか疲れ果てた旅人のようでした。怪我をしたばかりのように息を荒げ、痛みをこらえる顔をして。

 肩で息をしたまま、手はまだ私の腕を支える。


 しばらく見つめ合うと、彼は静かに私を離しました。

 鐘のある空間から、階段の踊り場へ。足元が安定すると、少しほっとします。


 彼は跪き、私を見上げました。

「……無事で、よかった」


 かすれて深く低い声。思い出に、胸の奥がざわりと波立つのを感じました。


「どうして、ここに?」

 なんとか声を絞り出して問いかけると、エーリヒはにっこりします。

 私が大好きだった、いいえ、今でも大好きな、あの甘く優しい低い声で――とろりととろけてしまいそうなほど、温かく話し始めます。


「探した。ずっと……一年も、二年も。お前が修道院にいると知ったのはつい最近だった。みんな、俺から君を隠そうとするもんだから。何もしないってのにな、ハハ」


「え、ええ」

 自分の声の硬質さに、自分で驚きました。

 修道院は、癒しと祈りの場です。誰しもが彼と私を隔離しようとしたのなら、それは運命の番以前に、神を称える場所への尊敬故でしょう。


「急に来て、ごめん」

 月明かりの銀が差し込み、銀狼族の名にふさわしい彼の銀髪を照らします。光が髪に溶け込み、まるで光そのもののようにきらきら光る。

 ああ――思い出した。私は、これを見るのが大好きでした。


「……三つ子のご誕生、おめでとうございます」

 どくんと高鳴った心臓から目を逸らすため、私は静かに言いました。


 彼は目を見開き、痛みをこらえる顔でこちらを見上げました。

「……知っていたのか」

「噂で聞きました。本当に、よかった」

 心からそう言えました。

 そう言えるまでに、一年もかかったけれど。


 エーリヒはしばし沈黙し、それから大きく息を吸いました。

「……ローゼマリー。俺は、お前に謝りに来たんじゃない。言うべきことがあるんだ」


 その言葉に、胸が少し疼きました。

 謝罪は、もう必要ありません。

 私はこの場にいるだけでいいのです。すべてから、そう、彼からさえも自由になれることを知りました。神様が、私と一緒にいてくださいますから。


「お前の人生を、取り戻してほしくて来たんだ」

 ゆっくりと、噛みしめるような口調でした。


「君は俺と一緒に育った。族長の妻として、俺を支えるために未来を決められ……その道しかないと思い込まされていた。でも、もう違う」


 風がひゅうっと吹いて、エーリヒの銀髪を乱します。私の銀髪も、もしまとめていなければ同じように乱れたことでしょう。

 ――夏の昼、花畑、二人で追いかけっこ、うるさいばあやも護衛も撒いて。


 いけない。

 忘れなさい、ローゼマリー。

 私は私に命じます。


「番が見つかり、子供が生まれた。銀狼族の男の子が、三人。十分以上の戦力だ。俺たちが一人いれば、魔獣の群れを撃退できる。人間族がこざかしく大砲だの騎兵隊だのを出してきても、狼の姿に戻って突撃すれば、薙ぎ倒せる。鉄砲なんか効かない」

「え、ええ。そうだけれど」


「ローゼマリー、あー、その。恥ずかしいんだが、ちょっと見てくれないか?」

「な、なあに?」


 彼は私の手を取り、私は、もう、天にも上りそう。

 涙が滲んできました。だって、ひどい。


 私にばかりこんな思いをさせて。

 私はこれでまた一年、二年、彼を忘れられなくなるだろうに。

 彼ばっかりが、こんな疲れ果ててもなお嬉しいのだと言いたげに笑って――。


「え?」

 私の思考は止まりました。


「え? え?」

 彼は照れ臭そうに苦笑いして、何度か私の手を往復させます。


 そこ、を。

 脚と脚の間。

 下腹のさらに下。


 私はそこに何があって、どんなふうに蠢いて、とても頭の悪い動物みたいな反応をするのを知っています。

 でも、それ、が。


「な、ない……?」

 唖然。呆然。自失。


 私は彼を見、ゆるゆると理解が湧いてくるのを待たず、ばっとそこに飛びつきました。

 お作法なんて構ってられません。

 ベルトを外し、下履きをくつろがせ、彼が渇いた笑いを漏らすのも気にならず。


 そこにあったはずの陽物がそっくりえぐり取られ、治療魔法に特有の魔法紋が浮かぶ治癒痕を残してくぼみになっている。

 その状況を目にします。


「このッ、大馬鹿者――!!」


 私は叫んで、彼の頬をビンタしました。

「うおあ、久しぶりィ、これえ」


 と、彼がまだヘラヘラ笑っていますので、再度殴りかかります。


 しばらく、彼はされるがままになっていましたが、やがて私の手首を掴み、静かに言いました。


「ローゼマリー、俺と来て」

「ば、馬鹿……あなた馬鹿よ。ねえ、一族のところに戻りましょう。これ、いつ取ってしまったの? きっとまだ元に戻せるはずよ。それなら!」


「ローゼマリー。お願いだ。一度君を捨て去ったくせにと思うだろう。でも、どうか頼む。俺と一緒に来て、生きて……」

 哀願でした。

 私はずるずると、彼の胸板に頽れました。


「馬鹿……馬鹿……」

「ごめん。ごめんな。いっぱい、ごめん」


 彼の逞しく太い腕が私を抱え、抱きしめました。


 あ。

 エーリヒ。

 彼が、います。そこに、います。

 私の腕は、持ち主の意志を無視してかつての夫の身体に回り、ひしと抱きしめました。


「な? 俺はもう子供をつくれない。つまり、この血を追ってくる一族はもういない。俺と君がいなくても銀狼族は続いていく。次世代はもういるんだから。だから――この先の一生、どうか君に謝るために使わせて。お願いだ。そのためなら俺はなんだってする。俺が手に入れたものは全部君のものだ。君を幸せにするために、命を失っても構わないから」


 甘さに頭の芯がじぃんと痺れ、私ははいと言いそうでした。

 いいえ、口以外の全身がすでにそう言っているようなものでした。


 けれど。

 はっと理性が戻ったのは僥倖です。

「だめよ。番様は? 彼女のことを放っておくの? 銀狼族の中、たった一人の人間族として、あなただけを頼りに暮らしている彼女のことを――」


「殺したよ」


「……なんですって?」

「だって」


 彼は子供のように唇を尖らせます。

 なんて、ひどく、美しい。精悍な、凛々しい、身内のためにすべて擲って生きる男の、ひとりよがりな顔なのでしょう――。


「君のことを悪く言うから。運命とやらのおかげで我が家に入り込んだ分際で。俺の身体が反応するという理由だけで、生意気だったから。ローゼマリー、君の部屋を使う権利なんてあいつは持っていなかった、――ただの人間族のくせに!」


 私は再度手を振り上げましたが、振り下ろす勇気はなかったのでした。


 彼は嬉しそうに、項垂れた私を抱きしめ、頬ずりします。

 きらきら。

 月の光と、銀髪と銀髪が、混じり合う。


「三つ子がいるんだよ」

 彼の甘い声は毒のよう。


「だからもう、跡取り息子の心配はないよ、ローゼマリー。一族はもう、俺たちがいなくても大丈夫だよ」


 そして、私は。


 ……。

 全部を捨てることを、決意したのです。


 彼の手を取って、彼とだけ生きていくことを。


 失われたものは戻りません。

 時間も、離別も、心の痛みも、それから彼の子供をつくる能力だって。

 それからもちろん、運命の番様も。


 ただ運命だった、運命的に惹きあったというだけで、若くして命を散らすことになった人間の女性。

 私は彼女への申し訳なさのあまり、夜中に飛び起きることがあります。私がもう少し精密に姿を隠せばこうはならなかったのではないかという自責の念に、胸が痛んでたまらないときがあります。


 でも、全部をかき消してしまえるほど、エーリヒと一緒にいられることが幸せで幸せで、たまらない。


 ああ神様!

 お許しください、神様!


 死んだあと地獄行きで構いません。

 だってエーリヒは地獄に行くのでしょう?

 ならば一緒に行きます。炎に焼かれます。永遠に痛んで構わないから。


 だから、今、ここにいる間だけは。

 旅から旅へ。彼と手を握り合って、ずっと一緒に生きていくこの幸福だけは、私にください。


 私は願います。祈ります。罪深い言葉を無言のままに積み重ねます。


 こんなにも幸せでごめんなさい。ああ――。

「エーリヒ、エーリヒ!」

「ローゼマリー!」


 彼と一緒にいられる。

 私にとって大切なのは、それだけなのです。


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― 新着の感想 ―
番と出会うための繋ぎ、出会わなかった時の保険の為に婚約させられる主人公も、子供だけを望まれて殺された人間の番も、とても哀れ。番なんてもはや呪い… そもそも婚約者なんて作らなければローゼマリーは他の幸せ…
あぁ、こりゃ人間族と相容れない訳だし最終的には滅びるな 野蛮すぎる
ギネス記録では出産回数 27回だから 81人の子供を産めたはず。 種馬は種馬らしく、もうちょっと 種族に貢献するべきだったんじゃないかなと思う。
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