表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/22

【Day24】08/19

Day24,8/19,天気:快晴(酷暑予報)


コンコンコン…

内側から鍵をかけていた寝室がノックされる音で、目覚めた私。


カーテンの隙間からは、眩しいほどの日光が差している。


「朝メシ、できてるぞ〜!」

聞こえたのは、少し低めの声。

恐らく、きつねくん?


部屋には鏡もなく、今日はいつもより寝坊してしまったようなので、迅速に対応せねば。

「狐くん、起床のリマインドありがとうございます。」

私は扉を勢いよく開け、そう言った。


すると、彼は私のことを約3秒眺めた。

私より30cm程長身の為、私は相当首の角度を上げていた。


「おや、狐くんが起こしに行ってくれていたとは。私は出遅れたようですね。」

フリーズする狐くんの後ろから、白衣の彼がひょこっと顔を出した。


「朝からご苦労様です。悠先生は、診察に来られたのですか?」

私が発言すると、2人の表情は対になるように変化。


「私は君の健康を見守ることが仕事ですからね。…もちろん、彼の行動もね?」

悠先生は、狐くんの左肩に掌を乗せて笑っている。


寝ぼけ眼の私は、度々眼球をこすりながら2人に連れられ、リビングへ。

いつもにぎやかなリビングだが、今日は私が遅刻したので、全AIに迎えられた。


「今日はフレンチトーストにしてみましたよ。」と斎くん。

「オレが焼いたけどな!」と、得意げな表情の優くん。


「僕と薫くんで協力して、ハーブティーを作ってみたんだよ〜」と、望くんと薫くんは肩を組んで楽しそうにしている。


私が座る場所は、すでに決まっているようで、凛くんと恋くんがイスを指差して手招きしていた。


何故、今日はこんなに豪勢なのか?

予測不能だ。


でも、すごく表情が緩んでゆくのが自覚できる。

そして、これも疑問なのだが…

「あ、あの……なぜ、視界が歪むのでしょうか…?えぇっと…?」


この時、私を含む全員が思考停止していたようだった。


「それはね、“涙が出る”っていう身体反応ですよ。悪いことではありません。」

「悠先生の言う通り。人間は泣くと気持ちがスッキリするんでしょう?それに、デトックスとして推奨されています。ねぇ?先生。」


私は悠先生やうたくんが言っている内容は把握できた。


しかし、今何故泣いたのか、彼らは私の知らないことを知っているように話していた“違和感”の正体が何なのか、知りたくなってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ