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不完全詩集

自分を表現できなくなった

作者: 雪傘 吹雪

全部取り繕う


私の本心を隠す


あれが好き


あれが嫌い


あれはこうだと思う


否定されるのが怖い


だから、隠す


全部全部隠す


良い子のふりをする


そうすれば


皆から認めて貰えるから


承認が手にはいるから


猫を被る


だけど、そのせいだろうか


いつかしか自分を表現できなくなった


他人に自分を見せる事が出来なくなった


ありのままの自分を見せて


引かれたくないの


ただ、愛されたいだけ


そう思っていたら


何かこうなっちゃった


皮肉にも


社会からは表現する事を求められる


そんな時


私は何も出来ない


頭ごなしに否定されたくない


多分、今までに私は沢山否定されたからかな


こんなに苦しい事を告白しちゃいけないと


身に染みて分かってしまった


他人から見ればきっと


私はさぞかし幸せに見えるでしょうね


その裏に


どれ程の涙があるかも知らずに、考えずに


ふざけた奴らだ


それで私が突然壊れたら


私を非難する


思うように表現出来なかったら


私を出来損ないみたいに扱う


努力が足りないと言う


何で?


お前らが造った怪物だろ?


お前らがきっちりと始末しろよ


私を


ちゃんと殺してよ

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― 新着の感想 ―
誰かに否定されたら「私って本当に間違ってる?」と真剣に考えられる良い機会だと思うようになりました。「間違ってない」と思えたことには自信と信念が持てますし「間違った」と思ったことには正直に向き合う冷静さ…
2025/08/16 09:17 間違えただけでは終われない
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