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おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中【書籍化/コミカライズ企画進行中】  作者: 紺染 幸
一章 女王エリーザベト治世下

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欠皿目 狐のお休み



 今日も今日とてがんもどきを供えている。

 皿を欠け茶碗から小さな月の絵柄の入ったものにしてみた。こちらも欠けているが。



 パーン


 パーン



 力を入れて二度柏手を打ち顔を上げれば


 いつものお狐さんの前だった。



「……ふうん」


 澄ましたような顔のお狐さんを見下ろし

 にやり、と春子は笑った。

 凄みのある顔で笑いながらふん、と鼻から息を吐く。


「疲れちまったってか。いいよ。いつまででもゆっくりしてな」


 ふっふっふと笑いながら屋台を引いて

 春子は今日も仕事に向かった。


 ひゅるりと風が吹き、お狐さんの前掛けがひらひら揺れた。


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― 新着の感想 ―
[一言] おっ!ついに春子さんの勝ちって事ですかね? ちょっと機嫌が良さそう?な春子さんイイなぁ
[一言] 笑笑笑笑そういう日もあらぁなw
[一言] え? えええええっ?
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