また会いたい...
暇なので書いてみました
言葉足らずの所がありますが、どうか暖かい目で
アイツにまた会いたい...
妻が亡くなってから1年がたった
私は殺し屋だ、家族を養うために依頼されれば人を殺す、最低な仕事だ。
ある時家に帰ると妻が床に倒れていた
「大丈夫か!!」
「.....」
呼びかけても返事がない、揺らしても、反応しない
もう、妻の体は冷えきっていた。
妻は、病気を患っていた。
運悪く持病で、その命を終えてしまったらしい。
私が家に居ていれば何か変わったかもしれない、
その時深く後悔した、自分が妻に何もしてあげられなかったことを。
次の日、妻の葬儀を行った。
「すまない、もっと側にいれやれれば」
しかし、いくら後悔しても、返事は帰ってこない
もう遅かった。
それから、妻のありがたさを初めて実感した。
掃除や料理、洗濯や、花の世話、全てを妻に任せていたので、上手くできない、妻がいれば、
そんなことを思ってしまった
それから1年がたったある時、危険な依頼が入った。
もしかしたら、死ぬかもしれない、しかし死ねばもう1度妻に会えるかもしれない、不意にそんなことをおもった。
標的に狙いを定めて銃を構えた。
「.....!!」
銃声が鳴り響き、標的が倒れた。
標的の生死を、確かめようとした時、
不意に腹に痛みを感じた、そしてすぐに力が入らなくなった、どうも、標的が、命を振り絞って、打った弾が腹に命中したようだ。
そして私は、気を失った...
目を覚ますと、見覚えのある光景が目の前にあった、そう、私の家だ、しかし何故だ、さっきまで、
すると、後ろから聞き覚えのある声がした、間違えない、この声、この顔、この髪の色、振り向くと妻がいた。
私は不意に涙が出た、やっと妻に会えたのだ、
「私は死んだのか?」
妻に尋ねた、
「いいえ、でも、生死を迷っているでも大丈夫よ」
そう言って妻は私に微笑んだ、
「立ち話もなんだから家に入りましょ」
椅子に座っていると、妻が紅茶を入れてくれた、
この匂い、この味懐かしい...
「泣かなくてもいいじゃないの」
「やっとお前に会えて嬉しいんだ」
「私もよ」
この感覚懐かしい、妻はいつも私の話を親身に聞いてくれていた。
「所でさっき、死にかけていると言っていたがどういう事だ?」
妻に尋ねた
「あなた、銃で撃たれて意識を失っているのよ」
そうだった、私は撃たれたのだ
「でも大丈夫よ、もうすぐ意識を取り戻すわ」
「私は...このまま死にたい」
「そんなことを言わないで、あなたは私の分まで生きて」
「しかし...」
「そんな顔しないで、大丈夫私はいつもあなたのそばにいるから」
そう言って微笑んだ
「そうか」
「大丈夫、私はいつもあなたのそばに居るから」
その時、私の体が光出した
「もうそろそろ戻るみたいね」
「そうみたいだな、もっとお前と話していたかった」
「私もよ、でももうそろそろお別れみたいね...」
目を覚ますと、見知らぬ、天井があった、どうやら、見知らぬ人に助けられたようだ。
私は生きる、妻が生きられなかった分まで、精一杯...