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火曜日 あまやどり

  一緒に通うでもない、特に変わったことがあったわけでもなかった。

 上総と美里との『付き合い』はまだ誰も気付いていないようだった。  

 土曜日の『音楽室十五分事件』あたりにはみな、興味しんしんの目つきだったが、一日休みが入るとみな忘れてくれたらしい。

  いつものように授業は進み、休み時間には花札をやり、レコードを交換したりなどして、時は過ぎていった。

  誰も気付いていない。  

  たぶん、秘密はまだばれていない。

 心の中にひそひそとする音を聞きながら、上総は朝何気なく美里と顔を合わせ、挨拶を交わした。


「清坂氏、今日の一時間目、茶道の準備には行かなくていいのかな」

 青大附中では毎月三時間ずつ茶道の授業が行われていた。茶室が用意されていて、各学年が一時間ずつ茶を立てたり花をいけたり、茶道の基本動作を学ばされていた。もっともこの時間の楽しみは、和菓子を食べることに尽きる。毎日のように、老舗和菓子店から運ばれてくる。食べるだけならいいのだが、実技と筆記の試験は勘弁してほしかった。青大附属にいる以上、ずっと続くことになる。大抵は評議委員と学習委員が準備に出かけて、洗い物をしたり運んだりする。

「そうね、行こうかなあ。あれ?学習委員の二人はどこ行っちゃったの?」

「さっき、菱本先生に呼ばれていたよ」

 上総は時計で確認した。まだ十分くらい時間があった。

「じゃあ、行ってみようか。用事なくたって、用があるかどうか確認するだけでもいいしね」

 

 一緒に教室を出た後、後ろを振り返ると教室が静まり返り、その後笑い声がもれ聞こえた。美里が扉を閉めた後、ぽつりと、

「なんだか、みんな、変だよね。そう思わない?」

とつぶやいた。

「今の雰囲気か?」

「うまくいえないんだけどね。なんだか居心地、悪くって」

 美里はゆっくりと上総の隣で、小さい声でささやいた。

「そうだ、昨日こずえに何言われていたの?」

「いつものように、朝のさわやかな寸劇」

 すべて聞かれていたことを知っているので、上総も照れずに答えた。

「黙っていないで、文句言えばいいのに。立村くんどうしていつも黙っているの?」

「言われている意味がよくわからなかったから」

 上総はとぼけとおした。

「嘘、さっき貴史から聞いたよ。貴史もあきれていたよ。俺だったら、一発殴り返すって」

「大丈夫、ちゃんと次の時間言い返しておいたからさ」

 さっそく「羽飛に同じこと聞いてみろ」という言葉を教えてやった。

「立村くん、意外と残酷なことするのね。こずえ、本気で貴史のこと好きなんだよ。かわいそうじゃない」

「うん、そう思う」

 言い返さず、上総はうなずいた。外靴に履き替え、茶室に向かう細い路地に入った。

「あれ、あっさり反省しているの?」

「そう、謝るべきかもしれないな」

 短く答えて、上総は周りを見渡した。幸い、誰も居ない。茶室が少なめの竹やぶに隠れて見え隠れした。昨日の夜に大雨が降ったものの、朝になるとすっきりやんで、しずくだけが笹の葉からすべりおちていた。歩く石畳も黒い土が染み付き、重たい灰色に染まっていた。

「あの時はかなり感情に流されすぎたよな、って思う」

「立村くんにしては珍しいなとは思ったんだけどね。いつも、言いたいことを飲み込んでしまうでしょ」

「あのさ、清坂氏」

 くぐり戸を開けて、靴を脱ぎ、誰か居ないかを確認した。まだ用意されていなかった。先生も居なかった。どこかで準備しているんじゃないだろうか。上総は背中を丸めてくぐり、茶室の中を一瞥した。小さい部屋、六畳くらいある。本格的茶室とは程遠いといわれているけれども、飾り付けられているものはみなきちんとしたものばかりだった。掛け軸も花瓶もまだ用意されていない。ざらざらした床の間には、先週使った掛け軸が放り出されていた。いったい六月の季語がなんなのかわからないし、茶会の名前もなんだかわからない。ただなんとなく落ち着く。美里もくぐり、靴をすみに置いた後、膝を抱えて座った。

「まだ先生来ていないよね」

「荷物取りにいったんだろうなあ。まあいいか。来るまで待っていようか」

 上総も少し間を置いて座った。片膝だけ立ててざっと見渡した。

「あのさ、清坂氏」

「どうしたの」

「古川さんにはまだ、話していないのか」

「うん……まだだけど」

「そうか」

「言っていいの?」

  美里の表情は逆光のせいか読み取れなかった。

「別に、隠すことじゃないし」

 言いつつ上総は目線をそらしていた。

「いや、また、朝が大変になるかな、と思っただけであって」

「あ、そうだね。立村くんは毎朝こずえと一戦交えなくちゃいけないんだよね」

 くすりと美里は笑った。ふふっというかすかな声が聞こえた。

「でもね、こずえは貴史一筋だからね。悩んでいるんだよ。ほら、こずえも英語の成績いいじゃない。一応、高校は英語科を狙っているらしいのよ。立村くんと一緒」

「高校でも戦いが続くのか?」

「かもね。でも貴史はたぶん普通科で十分だと思っているよ。私もおんなじだけどね。本当はこずえも、貴史と同じクラスになりたいから、普通科に行きたがっているんだろうけど、でもね。周りは絶対英語科を勧めているらしいのよ」

「どちらを選んでもいいという贅沢な悩みか。俺みたく英語科しか向いていない、というのではなくて」

「まあね。でもね、たぶんこずえは英語科選ぶと思うよ。いくら好きだといっても、自分の将来まで代えられないもんね」

 美里が何でそういう話をするのかわからなくて、上総は相槌を打った。

「まだ先の話だろう。まだ二年生の半ばなんだからさ」

「公立の子とかは、今から受験の話でぴりぴりしているよ。青大附中のように脳天気で居られるのは、めずらしいことなんだよ」

 たしなめられ、上総はいつものように謝った。

「すみません、清坂氏」

「だからどうして謝るのよ」

 怒った口調で、またぴしゃりと言われてしまった。

「あのね、立村くん。私、いつも言っているけど、気を遣わなくたっていいんだからね。何か抜けたことがあったって、いまさら変わったりしないんだから。それにずっと、私、変わっていないんだからね」


 美里の言い方には、上総へ何かを訴えたいのに言い切れないものが感じられた。もっとわかりやすい言葉があるはずなのに、口の中に塗りこめてしまい、言えずにいるような感覚だった。

 ──変わってないわけ、ないだろうに。


「あのさ、清坂氏、聞いていいか」

「なあに」

「前、付き合ったこと、あるんだろう」

  驚いた顔だけ見たかった。

「え、今、何て言ったのよ」

「だから、前に付き合ったことある奴、いたんだろ」

「何言っているのよ! ちょっと、誰からそんなくだらないこと聞いたのよ! もしかして貴史? あのばか、何考えているのよ」

「いや、話の成り行きでなんとなく聞いただけだからさ。付き合うってこと、わかっているから、いいかなとか思っただけなんだ」

「立村くん、もう一度同じこと言ったら、絶交するからね。いい、全く何言い出すかと思ったら! もう、さっさと教室に戻るから!」

 あわてて上総も立ち上がり、取り繕うつもりで頭を下げた。

「ごめん、こんどは本当に悪かった」

「今度は謝ってもらうのが当然よね。もう、本当に失礼だよ!」  


 少しだけ離れ、茶道の先生が来るのを待っていた。失言だったと反省しつつ、美里の方をちらちらとうかがう。美里も深い目をしながら上総を見返していた。

「あの、さっきは、本当にごめん。別に変なこと言う気」

「いいよ。立村くんの考えていることなんとなく、わかるから。それよりも、先生遅いね。このままだと始まっちゃうよ」

 上総と一緒に小さな茶室に入ってから十分以上は経過しているはずだった。しゃべっているよりも、なぜか黙っている方が長い時間のように感じられた。茶室に行かねばと思ったのは上総が先だから、言い出しっぺの責任は重い。まさか、別の教室ではないだろうか。

「まさかと思うんだけどさ、清坂氏、俺たちって、別の教室に行かなくてはならなかったってことないだろうか」

「え、だって立村くんこちらの方に、って」

「そう、俺が間違っていた。申しわけない。たぶん、その可能性が高いよ。急いで教室に戻った方がいいかもしれない」

「あ、でも、待ってよ。だって茶室を使うっていう話は、先週聞いたよ。先生が話していたよ。だったら、言い訳できるじゃない。一応茶碗とひしゃくだけ持っていこうよ」

「そうか、何やっていたんだって怒られるのはたまったもんじゃないよ」

 適当に、その辺にあった茶碗を両手で抱え、上総はにじり口へ体をかがませた。が、雨音に思わずぱたんと戸を閉めた。

「まずい、雨降り出しているよ。それも大ぶりだ」

「本当!どうしよう。雨にぬれちゃうね」

 美里の方に振り返ると、上総は少し考えた後、思い切って言ってみた。

「どうせだったら、今日の茶道はエスケープしようか。はからずしも、雨に閉じ込められましたってことにしてさ」

「立村くん、それ本気で言っているの?」

「なんだか、いくのが面倒になってきた。今年に入ってからはまだ一度も休んでいないからさ。それに、言い訳も利く。こちらにいるとずっと思って、掃除をしていたらあっという間に、こんな時間になってしまいましたって」

 がたがたぴしぴしと、薄墨色の雲から雨が降り注ぐ。天井に響く雨音は、美里の言葉も聞き取れないくらい、激しかった。 しかたなく上総は側によることにした。

 お互い、膝でにじり寄り、でも声はそのまま控えめにささやいた。

「見つかったらどうするとか、思わないの?」

「いいよ、たぶん、この時間になっても来ないんだったら、誰もこないよ」


 いくら話しても声が聞こえないとどうしようもない。身を寄せ合って膝を抱えて話すしかなかった。時折、雷が落ちて、がしゃんとどこかにぶつかる音が聞こえた。樹木が真っ二つに割れてしまった現場に立ち会ったこともある。小さい頃だったら、泣きながらベッドにもぐりこんでいただろう。恐怖心は残っている。でも美里がいる以上、意地でもみっともないところは見せたくなかった。

「あのね、立村くん」

 言葉が途切れ、空気がほのかにあたたかく流れた時、美里が思い切ったように顔を上げた。直前に話していた時とは全く違う。思い切って打ち明けようしているまなざしに見えた。

「どうした、なにかまずいことしたか」

「ううん……あのね、どうして、さっき、あんなこと聞いたの」

「あんなことって、どんなことだよ」

「私が前、付き合っていた相手、いたってこと」

「羽飛から聞いたから」

 膝をかかえたまま、天井をみあげたまま、答えた。

「あれは勝手に思い込まれているだけなんだよ。立村くん」

「別に、そういうのは気にしないけど」

「ううん、そういうことを言いたいんじゃなくって。私ね、確かに小学校の頃、男子と仲良かったし、貴史以外にもいい奴とかたくさんいたから、よくつるんで遊んだりしたことあるよ。一年の頃に言われたことあるんだけど、私、三年生の先輩たちから『男出入りが激しい』とか噂されているみたいなんだ。この前頭にきて、本条先輩を通して直接聞いてみたのよ。そうしたら、単に『男子としゃべることがすごく多い』から、だけなんだって。うちのクラスって、男女仲いいよね。ふたりでしゃべっていても、全然変なこと言われたことないし、たまあにからかわれたりしても、すぐわかってくれるよね」


 貴史やこずえたちにからかわれることはあっても、極限まで突き刺すような言葉を投げつけられたことはなかった。話の合間にやわらかくばんそうこうを渡してくれるようなやさしさが残っていた。上総は頷いた。

「ほら、前、南雲くんが彰子ちゃんに告白したことあったでしょ。『理科室の告白』」

「ああ、あれは南雲の玉砕勝負に、奈良岡さんが落とされたって奴だな」

「もし、今の一年生たちのように、男女嫌いあっている中であの事件が起こったら、と思うと、ぞっとしない?」

「南雲たちのためにも、ほんとうに今の学年でよかったと思っている」

「でしょでしょ。なにげなく誰かがかばってくれて、何気なくうまくいくように計らってくれるような力が、クラスの中に働いているんだよね。誰がどうってわけじゃないんだけどなあ。私が、男子と自然にしゃべるのは、話していて、楽しいから。それだけなのよ。同じくらい、女子とおしゃべりするのも楽しいけど。たぶん、貴史は私が普通に話している男子とのことを、なんとなくだけど『付き合っている相手』と思ったんじゃないかな。あいつはほとんど私の過去、知っているけれど、たまに勘違いするからね」

「羽飛が間違えるなんてこと、あると思うか?」

 大親友どうしの美里と貴史である。考えられなかった。

「あるよ、そりゃあ。私だって貴史が誰に熱上げているかなんて、見当つかないもんね。鈴蘭優くらいじゃないの」

「わかりやすすぎるな。たしかに」

 手を打って同感した。のどまででかかった言葉を隠した。

「もしかしたら私は、他の人たちからみて、『付き合う』ことをたくさんたくさん、してきたのかもしれない。そう言われるのは、もう覚悟しているの。でもね、私の口から、『付き合って』って言ったのは、一回だけ」

 美里はさらっとしたまなざしで、上総の方を見やった。両手を組んで、膝に重ね、こくんとうつむいた。  


  清坂美里は男子の間でも人気の高い存在だった。

  他人にあこがれられるよりも自分から相手の方に近づいていきたい。正しいと思うことを信じて、言いたいことははっきり伝えて、好きなものは好きとはっきり言う。人の辛い時には、黙って寄り添ってくれるような暖かさも兼ね備えている。

 何度、上総は美里の気遣いに救われたことか。

 本人が意識していないから、あえて口にも出さないできた。

 たわいもないことでは「ありがとう」を繰り返してきたけれど、本当の芯は、まだ一度も口にしたことがなかった。


  一年の冬近い頃だった。

 同じクラスの女子に立村上総が言い寄って、振られたらしいという噂が学年に広まったことがあった。

 理由は上総も承知していた。

 そういう噂を流されてもしかたのないことだと思っていた 。

 今度こそ、自分はクラスで物笑いになる、そう覚悟していた。

 D組の男子たちおよび、美里は全くそのことに触れようとしなかった。教室を出ると散々からかわれるのに、なぜか自分のクラスだけがほわっと包んでくれたようだった。

 もちろん『振った』とされる女子関係はそれなりのまなざしで上総を眺めていたようだ。

 やがてゆっくりと静まっていった。

 何が起こったのかわからぬまま、年が明けた。上総はその後、本条先輩を通して、美里が女子に対してなんらかのフォローをしてくれたらしいと知った。。  本当のことがなんなのかは聞けなかった。

 何事もなく二年D組の評議委員として認められたのには、美里の存在が大きかったのも十分過ぎるくらい理解していた。


  好きとか嫌いとか、簡単に片付けられない気持ち。

 上総がしつこいくらい「感謝している」と繰り返すのは、自分の心に一番近い言葉だからだった。

 入学式の時、どうか今度こそうまくいくようにと繰り返し祈りながら、教室に足を踏み入れた時。

 初めて羽飛貴史に、罵り声以外の言葉をかけられた時。

 初めて美里に話しかけられ、緊張しながらも必死に言葉を探した時。  帰り際、もっと話したい、と言われて戸惑った時。

 あれから一年以上経つ。

 付き合うという言葉で上総は、美里との間を決め付けたくなかった。

 ずっと戸惑いつづけていたのは、きっとそれ。

 手をつないだり、写真集でかもし出される妄想を繰り広げたり、抱き合ったり。そんな形に納まってしまうものではなかった。

 周りから好意的に「付き合っちゃえよ」とからかわれる時に感じる不快感。自分がぼろぼろになりそうな時、味方でいてくれた評議委員の女子を『好き』という言葉でいっぱひとからげにしたくなかった。


「どうしたの、立村くん。気、悪くした?」

「ごめん、俺、やっぱりさっき、ひどいこと聞いたよな」

「もういいから。誤解だけ解ければもう何も言わないから」

 手は触れなかった。間に人がひとり入れるだけの隙間が空いていた。

「もう少し、小ぶりになるまで、ここで待っていようか」

「うん、評議委員が二人ともエスケープしてしまったなんてね。あとで菱本先生に思いっきり怒鳴られそう」

「一緒に怒られにいこうか」

「一蓮托生、覚悟しなくちゃ」


 ちゃぷちゃぷとしたたる雨音が、ちゃぽりという音色に変わった頃。

 片手に練習用の茶碗ケース五個と、ふくさ十枚をカモフラージュ用に持ち出し、上総はにじり戸から出た。すでに水溜りは石畳の上まで浸していて、靴の先がぬれてしまい、気持ち悪かった。後ろから美里も茶筅を持って付いてきた。かすかにしめった草の匂いが鼻についた。

「教室にまず行ってみようか。だれもいないかもな」

「なんだか顰蹙かいそうよね」

 うまく泥を踏まぬように、注意深くバランスをとりながら上総は空を見上げた。薄墨の色は雨のしたたりでほんの少し、薄まったようだった。


「お前らどこに行っていたんだよ」

 教室に入るや否や、貴史の一声が飛んだ。

 すでに三十分以上経過していた。

「俺が悪かった。今日の茶道、茶室じゃなかったんだよな。準備するものとか持ってきたんだ。教室でやるのかなと思ってさ」

「ばあか、お前らがいなくなってから、すぐに菱本先生が来たんだ。今日は緊急の用事があって自習なんだってさ。お前ら運がいいよな。あれっきり他の先生誰もこないからばれてねえよ」

 自習。こういう落ちか。

 上総はそっと教室の雰囲気をうかがった。

 男子は一応、という風に上総と美里を一瞥し、そしらぬ顔でおしゃべりを続けていた。女子はというと、やはり美里に手を振り、上総には冷たい視線を投げかける、もしくはくすくすと笑う。

 もっとからかい声の激しい奴を想像していたのに、ちょっと拍子抜けした。

 よりによって美里と一緒にエスケープ寸前だったのだ。ひゅうひゅう言われるのは、雨に降り込められた段階で覚悟していた。

「全く、運のいい奴め」

 一番、突っ込むだろうと思われた貴史ですら何も言わず、やりかけの花札席に上総を招いた。

「ほら、お前の分、席取ってある」


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