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Efectors-エフェクターズ  作者: STTT
多重能力者編
79/87

能力研究所(その他ver)13

 レオン達「選ばれし者」の一行は槌布の能力によりアジトの入口に帰還していた。


「やぁやぁ。ご機嫌ようだにゃー「選ばれし者」の諸君」


 その声に真っ先に反応したのはレオンだった。

 声がした方向に鋭い光線を放つ。

 光線が向けられた先。そこには一人の少女が居た。年は10歳ほどで半袖短パンというボーイッシュな格好。帽子を被り、帽子にはなぜか「7」の数字を表したワッペンが貼られている。そしてなぜか横に倒れた棺桶に腰掛け、闇色の笑みを顔に貼り付けている。

 少女はレオンから発せられた光線を空中に召喚した棺桶で防ぐ。


「いきなり攻撃とは酷いにゃぁ第3位、光の王。レオン君?」


 少女は破壊された棺桶を指でひょいと払って脇にどけながら言った。レオンの攻撃を受けて、その余裕を持った表情はまったく変わっていない。


「そちらこそいきなり訪ねてくるとは何だ?第7位、死の王?」


 レオンは対照的に強い口調になっている。常時落ち着き払ったレオンからは想像もつかない憎悪のオーラが発生し、現れた少女に明確な敵意を表している。


「ちょっと野暮用だにゃあ。用が済んだらすぐ帰るからそんな怖い顔しないで欲しいにゃぁ」


 レオンの近くに居たエリナと槌布が動いた。

 少女の背後に幾何学的な模様のゲートが召喚され、そこから無数の光の矢が飛び出してくる。

 死角からの攻撃、しかし少女は、指をひょいと動かし、背後に生気のない土気色をした巨大な腕を地面から生えさせる。

 無数の光の矢は巨大な腕に全弾突き刺さり、少女には1本たりとも届かなかった。

 それをみた癒花が剪定鋏で少女に襲いかかろうとする。しかしレオンが手で制す。


「キミ達下がってなさい。王の相手は王でしか務まらない」


「え~そんなつれない事言わないでみんなで遊ぼうにゃ~」


 前に出たレオンに対して、少女は残念な声をあげ、指を動かした。

 エリナ、槌布、癒花、筒花、レオンの足元から影色をした無数の手が生えてくる。


「・・・ッ!!」


 レオンだけがこの攻撃に反応しきり、発生させた光の剣で手を斬り払う。

 しかし他のメンバーは影色の手に完全にまとわりつかれる。

 影色の手はまとわりついた人間を包み込み、ごぽごぽと不快な音を立てている。

 レオンは一番近くに居た癒花と筒花にまとわりつく手を光の剣で斬り裂く。影色の手の中に包まれていた癒花と筒花は気を失ってぐったりしている。


「・・・貴様ッ!!」


 レオンは余裕な表情をしている少女に向かって歯噛みする。


「ごちそう様だにゃぁ」


 影色の手の中にはまだエリナと槌布が囚われている。

 レオンは彼らも救出するために動こうとするが、背後に幾何学模様のゲートが召喚されそこから無数の光の矢が放たれてくる。


「くっ・・・」


 レオンは光の矢を全て光の剣で撃ち落とす。


「何を狼狽えているんだにゃぁ?ボクの能力は同じ王のレオン君ならとっくに知ってると思うんだけどにゃぁ?」


「あぁそうだ。死の王。貴様は死亡して間もない人間の能力を使う事ができる。そして気を失った人間の能力も扱う事ができる」


「ご名答だにゃぁ」


「しかし、複数の気絶した人間の能力を同時に行使できるというのが少々計算外だっただけだ」


「ボクも日々強くなってるんだにゃぁ。うかうかしてると第3位の座。そろそろ頂いちゃうよ~」


「それは不可能だ。なぜなら貴様はここで私によって露と消えるのだからなぁ!」


 レオンは少女に襲いかかる。


「早とちりだにゃぁ。ボク今日のところはレオン君の座を取ろうなんて思ってないにゃぁ」


 少女は手を払う。

 少女の足元から無数の影が発生しレオンを切り裂こうと殺到する。

 レオンは光の剣でこれを全て斬り払う。


「この能力・・・。貴様。陽菜君をどこにやった?」


 レオンは恐ろしい表情で少女を睨む。


「そんな怖いことしないでにゃぁ。ちょっと借りてただけで、もう用が済んだから返すにゃぁ」


 少女は指をくぃっと振る。

 少女が腰掛けていた棺桶が自動で立ち上がり、開く。

 そこには手を身体の前で組み、目を閉じている紗道陽菜の姿があった。

 陽菜の身体は地面に崩折れる。


「貴様・・・。「野暮用」とは私達への嫌がらせか?」


 レオンは苦虫を噛み潰したような表情で少女に問う。


「違うにゃぁ。ちょっと一人。お命頂戴しに来ただけだにゃぁ。もうもらったからそろそろお暇するにゃあ」


「・・・なんだと?まさか!?」


 レオンは後ろを振り返る。

 先程、研究所から運んできていた。気を失っていた赤芽晴彦は心臓部を影の槍で貫かれ絶命していた。


「・・・なるほど。貴様の目的は口封じだったか。能力研究所の輩と繋がっていたとは貴様も堕ちたな。死の王」


「口封じ?なんの事か知らないにゃぁ。でも新鮮な死体を提供してくれたりするからお互いにメリットはあったりするんだよにゃぁ」


 少女は前半の言葉は棒読みで申し訳程度にしらばっくれる。


「じゃぁそろそろボクは帰るとするかにゃぁ」


 少女は空中に幾何学模様のゲートを発生させるとそこに入って消えた。それは、鎚布の能力であり、ゲートが閉じた段階で彼女を追う事はレオンにはできなかった、

死の王のプロフィールは、今度登場した時に載せます。

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