能力研究所(哀原ver)2
前回、壱日開けて投稿すると書きこむのを忘れました。申し訳ありません。
「えっ!?ちょっと!?」
そういって良壱は気絶するように眠った。その様子を見た後、哀原は考えた。
ここで協力してもらえればすぐに早坂くんを自分で助けに行ける。
しかし本当に行ってもいいのか、今いるメンバーの中に自分が入ったところでただ足手まといになるのではないか?
そのように考えてしまうと自分で助けたい!!と本心思っていてもついしり込みしてしまう。
そう思い悶々としていても埒が明かないのでほかの場所に移動しよう、そう思ったとき近くにあったマンホールから声が聞こえた
「どうするのですか哀原さん?あなたが行くと言うのならかまいません。あちらに戦力をつぎ込めるのならいくらでもつぎ込みたいですので。」
マンホールを通じて連絡できると言う人間を若干やめたようなことを生徒会長ができることを思い出して哀原は無理やり自分を納得させる。そして、その後押しを聞いて哀原は決心した。
「はい、わかりました。私も救出組に入れてください!!」
「ふふ、そういうと思ってましたわ。ええ、わかりましたでは良壱くんが目覚め次第至急向かってください」
「はい、わかり「それと」?」
「これを良壱くんに。」
そういわれると同時に空のマンホールから突如渡されたのはみた事もないカプセル状の薬だった。
「それを使えばある程度は楽になるでしょう。ほかの人たちに見つかる前に隠れなさい?」
哀原は空から降ってきたマンホールに目を奪われてたがそれを聞いてわれに返り能力を使って氷の滑りを利用したリフトで良壱を運びつつなるべく人の来ない校舎の穴場に向かう。
――ー――ー―――
「くそ、アイツらあんなのに引っかかるなんて....」
いままで相手の能力者によって疑心暗鬼になっていたメンバーを止め、板石の努力が実った末に、ようやく連中に掛っていた能力がとけたので良壱の場所まで走って向かっていた。
彼はいま校舎を目指して走っていた。今彼が走っているところは、校舎からそう離れてないところで、この先にあるグラウンドを突っ切ればすぐにつく場所だ。
そうして走っているとグラウンドが目の前に見えた。若干予想はしてたことだがグラウンド全体がここまで大荒れしてると自分の仕事がまた増えることが確信でき少し怒りと涙がわいてきた。
そして目の前にあるマンホールから声が聞こえてきた。
「板石さん、少しよろしいでしょうか?」
「はい、なんでしょうか?会長。」
マンホールの声の主はいつもどおりわれらが生徒会長だった。このタイミングで自分を呼ぶとなると、いつものように前線で誰かのサポートをするのだろう。そのように考えた。
たしかによそうどおりではあったが今回は珍しいひとだった。
「ありがとうございます、これからあなたには哀原さんと良壱さんのサポートをお願いします。」
「はっ? しかし会長、哀原さんはともかく良壱は今回の防衛ミッションの護衛対象ではないんですか?」
「そうだったのですが、本人の要望や、思いのほか相手の戦力が強力で、こちらの戦力が心もとなかったのでいかせることにしました。」
その言葉を聴き、また生徒会長様のわがままが始まったと内心でため息をつきつつ「わかりました」と答えた。
そうすると多少声を弾ませながら「ありがとうございます」といってきた。
「しかし詳細な情報がないとどこにいるのかがわかりません。」
「そのことならご心配なく。」
そういうといきなり声のするマンホールが目の前に浮遊し始めた。
「このマンホールにつかまってればつきますわ。」
(この会長やはり天然なんではないだろうか?)
そんなことを考えながら板石はマンホールにつかまりとんでいった。
―――――
雪は、いま学校を出て人通りのない路地に座り込んでいた。人一人を運ぶのは能力を使っていたとしてもそれなりにつらい行為であったしなにより、もらったカプセルを飲ませて良いものか、考えるのがなかなかにめんどくさかった。
「はぁはぁはぁ、ここなら大丈夫なはず。」
つかれたので、一息つくついでにそんなことを言いながらこれからのことを考えていた。とりあえず、場所を知ってるであろう小柴君を持ってる時点で、案内役には事欠かない。しかしあくまで案内役になってくれるのも目が覚めた後であって今ではない。
しかし目が覚めてない今、まだ敵側の人間が誰一人として来てないのが唯一喜べるところだろう。この状況で見つかったら軽く詰んでしまう、なんたって動けない人間が一人こっちにいるのだから。
そんなことを考えながら良壱くんの目が覚めるのを待っていたが望みはかなわなかった。
「やぁ元気かい?」
うしろから機械で合成したような音声が聞こえてきたので後ろを向いてみるとそこには完全に人のような流線型の形をした機械が2台立っていた。そしてその右側の人形がこちらにまた話しかけてきた。
「君にはとりあえず、こんなとこまでわざわざ運んできてくれてお疲れ、と言ってあげよう。」
「ありがとうございます。で目的はなんですか?」
機械はこっちの前と後ろに展開していて、どっちかを潰そうとしたらもう片方が反撃できるようにしてあり。こっちから攻めることは荷物がなくならないかぎり難しいので、おきるまでの時間稼ぎに、と会話に応じた。
「ん?君もわかってるのに聞くとはずいぶん面白いねぇ、ボクの目的はもちろん君の横で寝てるそれだけど?それくれたら僕たちはこの島からでていってもいいよ?」
「お断りします、この人だけだったら渡してもいいですが早坂君がいるなら話は別です。それくらいわかってるのに聞くんですかあなたは?」
「そうか、それは残念。ところで早坂というのは最近入ってきた検体のことかな?あれなら今他の事全部後回しにしてじっ「だまりなさい」」
そういうと機械は片方氷付けになり、もう片方は下半身がどろどろになり倒れた。
「今から言うことに答えなさい。早坂一哉はどこにいるんですか?」
「ははは、なかなかにやんちゃなんだね君は、ならこの量はどうかな?」
そういうと周りから4機同じ形の機械が取り囲むように出てきた。さっきは怒りにまかしてやってしまったが、4機は難しい。
そのように考え、次の手を考えていると機械がひとつ吹き飛んだ。
「だれかきたのかい?」
「あぁ、うちの生徒に何してるんだこのつるっぱげ。」
現れたのは生徒会の板石先輩だった。
「せんぱい?」
「ああ、そうだ。会長の依頼でな、お前たちを守れと言うことだ。さぁさっさといけ、それとその活力剤飲ませとけよ? 三徹してもそれ飲めばやってけるくらい便利なやつだからな。良壱というより小柴副会長のために開発された物だから、性能は保障する……ん?」
「あぁ、わかった。それと先輩、前は楓がすまなかったな」
後ろで倒れてたはずの小柴君が私を後ろから持ち上げた。突然意識を取り戻した彼の急な行動におもわず声を上げそうになったが、相手に悪気があるわけでもないので我慢した。そして彼は、少し怪しみながらもカプセルを飲みこみ、そのまま私を抱える。
「なに、あれは仕方のないことだ。だがまぁそんなに謝りたいんだったら、早坂もって来た後にでも謝りにこい。」
「はっ、わかったよ。せんぱい」
それに板石先輩が「おう」と答え、良壱くんは私をもって走っていった。
「さて私の研究の材料になってもらおうか?生徒会雑務板石鋼太郎くん?」
「おことわりだ。」
私達の背後で板石先輩と謎の機械が爆音を上げてぶつかり合った。




