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我らマロウム団、悪の組織 総勢9名

我らマロウム団、悪の組織

総勢9名、悪の組織

目標は一つ、世界征服

我らマロウム団、悪の組織


8号。組織初の人造人間。

機械の身体と鉄の心。

半永久的な生命を手にいれたが、

いつもの壊れた身体を引きずっている。


4号。リーダーの恋人。

愛する男の為に組織に入った。

例え実験に使われようがなにされようが、

最期まで一人を愛し続けた。


5号、6号。双子のクローン。

元は愛を最後まで貫いた女。

5号が姉で、6号が弟。

二人とも何かを失って何かを得た。


2号。Dr.サイコパス。

ただただ面白さを求めて生きている。

その腕は確かに一流だが、

余りにも危険なため幽閉された。


9号。まだまだ幼い試験体。

とても強大な力を手に入れた。

しかし著しい知能の低下によって

失敗作として処分される。


3号。リーダーの親友。

平和を求める優しい男。

ついには心を病んでしまって、

真実を述べる事ができなくなった。


7号。世界一の天才。

英雄に憧れていた。

ヒーローを語る大嘘つきに、

だまくらかされて連れてこられた。


1号。この組織のリーダー。

世界を憂いて組織を作った。

実験の末獣の身体を手に入れるが、

いつも副作用で悩まされている。


我らマロウム団、悪の組織

総勢9名、悪の組織

目標は一つ、世界征服

我らマロウム団、悪の組織


ある日4号が、実験で殺された。

そして生まれた5号と6号。

自分たちが何者かも知らないで。

怖くなって逃げ出した。


それを追いかけた嘘吐き3号。

遂に二人は捉えられた。

「大丈夫、何にもしないから」

そう言って二つの穴を開けた。


心を持たない8号は、

9号の処分を任される。

しかしあまりの力の差に、

なす術もなく壊された。


その騒動に気付いた7号。

みると子供が殺されかけている。

全てを悟った彼女は決めた。

子供を救って逃げ出すと。


1号は全てを後から知った。

そしてついに地下の部屋を開けた。

そこに囚われていたのはドクターの2号。

「裏切り者を見つけ出せ」

彼はただニヤリと笑って去って行った。


「もう、誰もいなくなってしまった」

やけに広い部屋で1号が言った。

「大丈夫、僕はそばにいるよ」

そう言って3号は静かに笑った。

笑いながら自分自身に穴を開けた。


「本当に一人になってしまった」

1号はつぶやいて見たけれど、

応えるものは誰もいなかった。


我はマロウム団、悪の組織

総勢1名、悪の組織

目標は一つ、世界征服

我はマロウム団、悪の組織

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