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詩集:タイトル未定(女性シンガー用)

恋慕

作者: 歌川 詩季

 ルビが多い(笑)

 賭けろというならば生涯こそ

 一番 小さなチップで

 博奕(ばくち)に敗れれば 身包(みぐる)()がされ

 裸一貫の魂 奈落まで()ちるのでしょう


 光ひとつ(こぼ)れて来ないのは

 貴方(あなた)という太陽を()くした所為(せい)

 (すで)にこの()()かれたか


 誰ぞ()

 この問いに答えてくれませい

 報われるを求めるからこそ

 恋は我が身を焦がす炎でもあるのなら

 (ひょう)のような冷たい夕立に出逢えて

 (おのれ)に帰った者は幸せだ

 痛みに先んじて火照(ほて)りは(しず)まると



 寄越せというなら将来こそ

 取り立てに困る金子(きんす)

 どうぞと差し出せど ()して参られる

 武芸百般の武士(もののふ) 追い()ぎと見紛(みまご)(やから)


 救いひとつ()う気も()せたのは

 恋慕という(わずら)いに(やつ)れた胸の

 奥に巣喰うを知るが (ゆえ)


 誰ぞ()

 この愚か (わら)ってくれませい

 叶わずとも満ち()るからこそ

 恋は我が身に向けた(やいば)でもあるのさあ

 今日のように真っ()な夕暮れに染められ

 時間を忘れるうちは幸せだ

 火照(ほて)りが収まれば痛みが目を醒ます

 こうゆうことばづかいにすると、どうしても、ね。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
なかなかに考えてしまいます。 恋という感情の裏表。 冷たい夕立に遇うのが幸せか、火照りに身を任せるのが幸せか。それでも痛むのは仕方がないのかなぁ。 惚れたほうが敗けっていいますものね。 >恋は我が身に…
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