まさかの・・・・・・
再び覚醒すると巨大なクリスタルの前に立っていた。どうやら無事に町の入れたようだ。奏音は頭の中でステータスと念じると視界にステータスのウインドが表示された。
ステータス
Lv.1 カノン 種族咎人【魔族】
HP150/150
MP50/50
STR5
DEF1
AGI5
DEX21
INT2
MDF15
VIT10
LUK50
<スキル>
ユニークスキル【罪人Lv.1】
NPCの店で買い物ができません。ステータス補正STR+50×Lv。DEF-20。
戦闘スキル
【拳闘士Lv.1】
アシストスキル
【隠密Lv.1】
生産スキル
【鑑定Lv.1】
「……NPCから買い物が出来ないと……これってなんて無理ゲー。当分はソロでいくつもりだし……ってあれ?」
ふと自分の声が女性の声に聞こえることに気付く。まさかと思い、クリスタルを鏡代わりに自分の容姿を写してみるとそこには白髪セミロングの幼女がいた。
「……よく女の子には間違われていたけど……これってあんまりだー!」
「何を騒いでいるんだ?奏音」
カノンに声を掛けてきたのはガタイのいい男だった。それはとてもよく知る人物で。
「将宗……この身体どう思う?」
「特に変わったところはないと思うが?」
「変わり過ぎだよ!ってか何で普通に気づいたんだよ」
「お前を女にしたらたぶんこんな感じだろうなって思ったから」
しれっとそんなことを言う将宗に憤りを覚えつつ、将宗に今後の予定を聞くことにした。
「これからどうするの?」
「どうするってそりゃあ遊ぶに決まってんだろ。それとここはゲームの中リアル名を出すのは禁止だぜ、カノンちゃん」
わざとらしくそう言った将宗の脇腹にボディーブローを入れると将宗はかなり痛そうに顔を歪めた。
「今のはお前が悪い。それよりお前の名前は?」
まだ苦痛に顔を歪めながら自身の頭の上を指さした。
「グレイ?また随分……まぁいいや。ところで……それは、ビーストなのか?」
「あ、ああ。体格はビーストが一番大きいからな。それよりお前は何だ?見たところヒューマンっぽいけど」
「咎人」
「……は?も、もしかしてあれを選んだのか。お前ならもしかしてって思ったけど。それでその容姿か……白髪に紅眼って人間には見えないしな」
グレイは笑いながらカノンの肩をポンポンと叩いた。
「何はともあれ、ようこそだ、カノン。俺はこれからβ時代の仲間のところに行くからここで別れることになるけど、フレンド登録だけでもやっておくか」
グレイは慣れた手つきでウインドを操作する。
「それとスキルはあまり公開しないほうがいいぜ。運営のイベントで不利になったりするから」
「わかった。あとは何もないんだろ。だったらオレは町を散策することにするよ」
「……それとその口調は何とかした方がいいぜ。笑える」
「……余計なお世話だ、バカ」
何とも言えない気恥ずかしさで顔が赤くなる。
けどそれだけだった。
性転換ものですね。
うん。
とりあえずこの調子で進んでいくと思いますのでよろしくお願いします。