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RPG×学園  作者: 滝川朱也
1/1

あらすじ

近年、少子高齢化が進む日本。

ただでさえ若者の数が激減している中、今時の子供達は、家にいる時も、校内にいる時も、食事中の時すらも、手にはいつもゲームに携帯電話。

家にいても勉強はおろか、外に出かけることも少なくなった。

このままでは日本の未来が危ない。

そう考えた政府の代表達はついに緊急国会を開いた。

だがそれから一ヶ月。

今だに解決策は出てこない。

「………」

万策尽きたのか、沈黙に包まれる国会。

そんな中。

バンッ。

突如として入口の扉が開く。

扉の前にはゲームを片手に一人の女性が立っていた。

彼女は国会議員のすべての視線をジャックした。

少しの沈黙の後。

彼女は言った。

「だったら作っちまえよ…RPGのような学校を!!!」

発案者、滝川茜(たきかわあかね)のその発言から数年後。

他国の協力もあり、ついに東京都内に夢有(ゆめあり)学園高等部が開校。

国内に新旋風を巻き起こした。

夢有学園は今までに存在した教育方針を一新。

学問は午前の部のみ。

午後からは各ギルドと呼ばれる少数グループに分かれ活動する。

主な活動内容は、日本各地から依頼されるクエストや、バーチャルの世界の探検だ。

しかし、どうやらただのクエストやダンジョン攻略ではないらしい。

他にも運動会や学園祭などの年間行事数も豊富。

なかでも夏と冬に各ギルドで競い合う二大イベントは滝川朱音のお墨付き。

もちろんテストも存在する。

開校当時、2.5chが炎上寸前までいくほどの話題に。

だが教育方針の一新などから、当初は保護者の反対の声もあった。

しかし、あれから三年が経過した今。

保護者の見方が大きく変化した。

さまざまな掲示板に連なる喜びの文章の数々。

「以前は暗かった子が、笑って話すようになった」

「娘が三年ぶりに会話をしてくれて涙が止まらなかった」

保護者をも味方につけた夢有学園は年々入学希望者の数を増やし……。

今年ついに倍率200倍を突破。

有名な大学や企業にも卒業生を大勢送り、今や日本トップの有名校へと成長を遂げた。

これはそんな夢有学園へ、半ば強制的に入学させられた不良少年の日常を描いた物語。


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