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ジェルスラの群れ

幸とミクセアはひたすらジェルスラと戦っていたが……。

 ここはバルデアの森の中。幸はあれからミクセアと雑魚の魔物を倒していた。

 現在、二人を囲むようにジェルスラの大群が集まって来ている。


「なんなんだ!? 急にこんなにジェルスラが……それも増え続けてるぞ!」


 そう言い幸は剣を構え直しジェルスラを見据えた。


「変ですね。ジェルスラは分裂しますが、増え続けないはず」

「ミクセア、分裂するなら……増えるんじゃないのか?」


 そう言うとミクセアは首を横に振る。


「いいえ、本には分裂しても元の本体に戻るそうです」

「んー、じゃあこのジェルスラが一個体ずつ本体じゃなくて分裂したヤツだったら?」

「本体じゃない……そうだとしたら。あっ、ジェルスラキング!?」


 それを聞いた幸は、ゾッとし青ざめた。そうその名前を聞いただけで、なんとなく想像がついたからである。

 因みに幸は、ゲームに出てくるモンスターを想像したのだ。


「って、ことは……そのジェルスラキングって大きいよな?」

「そうだと思います。実際みたことはないけど、二メートルの高さで横に大きいって書いてありました」

「なぁ、もしかしてそれってさ……最低の大きさでか?」


 そう言い幸はミクセアをみる。


「そうね……確か、最高で約十メートルぐらいになるって書いてあった気がするわ」


 それを聞き幸は何かを悟った。


「なるほど……じゃあ、この森の巨大な魔物って……もしかしたらジェルスラ(コイツら)かもな」


 そう言いながら幸は、自分たちを囲んでいるジェルスラの群れを見回す。


「それが本当なら……でも、変だわ」

「変? どういう事だ」

「いくらジェルスラキングでもそんなに強くないはずです。本にそう書いてありましたし……」


 幸はそれを聞き何かが引っかかり考える。


(ミクセアが言うように、そんなに強くないなら……違う魔物なのか? んー……だけど、もしジェルスラキングが何体も居たら)


 そう思いながら幸はジェルスラを見据えた。


「なぁミクセア……ジェルスラキングが何体も居たらどうなる?」

「そうですね……私たちでは無理ですが。熟練の冒険者なら、恐らく二体か三体ぐらいであれば倒せるかもしれません」

「そうか……んー、さっきからどうしても……もう一つ引っかかってることがある。なんでこの森って、ジェルスラしかいないんだ?」


 そう言い幸はミクセアをみる。


「そういえば……そうですね。確かこの森には、他にも生息する魔物や魔獣がいるはず。そう聞いたことがあります」

「……やっぱりおかしい。思いっきり違和感しかないよな」

「ええ、本当ですね。ですが……どういう事でしょうか?」

「んー……まさかとは思うが。女神が手紙に書いてよこした件と関係してるのか?」


 それを聞きミクセアは首を傾げた。


「それってどういう事ですか?」

「そうだな……色々整理したいこともあるし、一旦ここを抜け出した方がいい。そのことについては、町に戻って話す」

「分かりました! じゃあ、逃げた方がいいですよね?」


 そうミクセアに問われ幸は頷く。

 その後、幸はミクセアに援護してもらいジェルスラの群れから逃れる。

 そして二人は町へと向かったのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『んー、武器が悪いのか?』…by幸


『いえ、違うと思います。ただ単に、技術不足かと』…byミクセア


『なるほど……じゃあ、鍛えるかᕙ( ˙-˙ )ᕗ……』…by幸


『いえ、鍛えても意味がありません。ですので、技を考えましょう(*^^*)……』…byミクセア


『技か……んー、やっぱ鍛えるᕙ( ー̀ зー́ )ᕗ✧︎……』…by幸


『┐(´д`)┌……』…byミクセア


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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