表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/79

やむなく承諾

幸はミクセアを連れていくかどうか悩んでいたが……。

 幸は悩んでいた。そしてミクセアへ視線を向ける。


「俺は転移して来たばかりで、能力も恐らく使いこなせないと思う。それなのに、ミクセアを守れるかも分からない」


 そう言い幸はミクセアから目を逸らした。


「問題ありませんわ。私は攻撃魔法も使えますので」

「そ、そうか……でも……」

「コウ様、問題ないと思うのだが……何か不満でもあるのか?」


 そうブロバルに言われ幸は言葉に詰まる。


「…………そうですね。分かりました! ミクセア、お願いします」


 そう言い幸は頭を下げた。


「いえ、こちらこそよろしくお願いします」


 ミクセアも頭を下げる。


「それでは、行ってきます」


 そう言うと幸は扉の方を向いた。

 それをみたミクセアは立ち上がる。


「あ、コウ様……荷物を持って来ますので外で待っててください」

「そうだった。そうですね……分かりました」


 そう言い幸はミクセアをみたあと部屋を出ていった。

 それを確認するとブロバルはミクセアをみる。


「うむ、ミクセア。お前、コウ様のことが好きなのか?」

「あーそれは……そうですね、多分そうだと思います」

「なるほど……いつからだ? 最初お前がコウ様を連れて来た時には、そんなようにみえなかった」


 そう聞かれミクセアは思い返した。


「……そうですね……私にも良く分かりません。ですが、いつの間にか……」


 そう言いミクセアは顔を赤らめる。


「そうか……やっとか。まあお前は二十歳だから、まだ間に合う。ん? そういえば、コウ様は何歳なのだ?」

「そういえば……ですが、同じぐらいだと思います」

「そうだな。だが、コウ様のあの様子じゃ難しいかもしれん」


 そう言われミクセアは、クスッと笑った。


「そこがいいのですわ」

「……誰に似たのか、お前は変わり者だな」

「さあ、誰でしょうか? 似ているとすれば、お父さまか亡くなったお母さまだと思います」


 ミクセアはそう言うと母親のことを思い出してしまい俯く。


「……ミクセア、そろそろコウ様の所にいった方がいいな」


 そう言いブロバルも、つらい表情になり俯いた。


「そうですよね。では、行ってまいります」


 涙を拭いミクセアはそう言うと、自分の部屋に向かう。

 それを確認するとブロバルは、頭を抱え俯いた。


(そうだったな……森の怪物は、ミクセアの母……セシルを殺した。セシルは、女だったが勇敢すぎたからな。……まぁ、ミクセアは大丈夫だろう……コウ様がいる)


 そうこうブロバルは考えている。


 ◆◇◆◇◆◇


 ここはブロバルの屋敷の庭。

 あれから幸はここに来ていた。


(さてと、なんの能力もなくて……どこまでできる? んーそういえば、能力ないけどステータス画面ってあるのか? いや、あるわけないよな……そんな都合いいもの)


 そう思いながら自分の周囲をみたり目を閉じて確認する。


「ハァ~、ないみたいだな。少しは、期待したんだけど……」


 そう言い幸は苦笑した。その後、まだこないのかと思い屋敷をみる。

 そして幸は、ミクセアがくるまで色々と考えていたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『コウ様、いよいよですわね』…byミクセア


『ああ……そうだな_(-ω-`_)⌒)_≡3……』…by幸


『∑(*ºㅿº* ).ᐟ.ᐟどうしたのですか? どこかお加減でも……』…byミクセア


『いや、ただやる気がないだけだ。悪い、ほっといてくれないか(。´-д-)……』…by幸


『(っω<`。)……私が悪いのですね。申し訳ありません……。゜∵(つД`)∵゜。 ウェ―ン……』…byミクセア


『あーいや、違う……ってヾ(*ㅿ*๑)ツ三ヾ(๑ ³ㅿ³)ノ……』…by幸


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ