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予想外の勝利

コリュカとセリアンナは開始の合図と共に動いたが……。

 ここは町の闘技場。そして試合会場だ。

 コリュカとセリアンナは、言い合いをしていたが審判の女性に注意される。その後、二人はお互いに睨み合い開始の合図を待った。


(みてなさいよ。ドちびエルフ!)

(フンッ、本気でアタシに勝つ気でいるの? ふざけないでほしいんだけど)


 お互いそう思っていると、開始の合図が告げられる。

 それを聞いたと同時に、お互い行動に移した。

 コリュカは眼前で手を組んだ。


 《コンコン 狐火 ゴウゴウ 渦巻 グルグル 対象者 ドバン 攻撃!!》


 そう唱えると組んでいた両手を崩しセリアンナに向ける。

 片やセリアンナは、矢を弓にセットしコリュカへ狙いを定めた。

 コリュカが翳す両手の前に魔法陣が現れる。それと同時に、激しく燃え盛る炎の渦が大きくなりながら螺旋を描き現れセリアンナへ向かい放たれた。

 それを確認したかのようにセリアンナは、矢をコリュカに目掛け放つ。

 コリュカはそれをみて矢を避ける。そして炎の渦を、自分に向かってくるセリアンナへ移動させようとした。


「あっ!?」


 だがセリアンナは、既にコリュカの目の前まで来ている。それと両手には、ダガーを持っていた。

 それに気づきコリュカは、自分の炎の渦とセリアンナの攻撃を避けきれないと判断する。すると即座にセリアンナへ目掛けタックルした。


 ――ドガーン!!……――


 炎の渦はコリュカとセリアンナへとあたる。いや、それだけでは済まない。そのまま地面にあたり、見事にえぐり大穴を開けた。

 セリアンナはコリュカにタックルされたのと炎の渦を真面にあたり、パタンっと地面に倒れる。因みにセリアンナは全身すすだらけだ。

 一方コリュカは、口から煙を吐き全身すすだらけで膝をついた状態で呆然としている。


「……勝者~五番!!」


 少し間をおきドガマヌべの声が辺りに響いた。


「ハアハア…………か、て、た……」


 そう言いコリュカは、ニコッと微かに笑う。

 その後コリュカは、救護室に運ばれる。

 勿論セリアンナも、救護室に運ばれた。

 その後、穴が開いている状態じゃ次の試合ができないため一旦中断する。そして穴埋めがされていった。


 ◆◇◆◇◆◇


 ここは女性用の控室。

 ミクセアとミフェナは、コリュカとセリアンナの戦闘を覗き窓からみていた。


「「……」」


 その様子をみて二人は、目が点になり絶句している。

 その後、二人は我に返った。


「え、えっと……コリュカが勝ったのよね?」

「ああ……でもまさか、あのコリュカが自殺まがいの行動に出るなんて思わなかった」

「ミフェナ、そうなの?」


 ミクセアはコリュカの戦闘をみたことがなかったため、不思議に思いそう問いかける。


「うん、いつもは……駄目と思った時点で消えて逃げる」

「じゃあ、消えて別の場所に出ても良かったのよね」

「そうなんだけど……なんだろう、まるでコウをみているような気もしたんだけど」


 そう言いミフェナは思考を巡らせた。


「……コウの影響でしょうか?」

「それはあるかも……なんか、コウの行動って周囲に影響を与えるよな」

「フフフ……確かにそうね。私も、その一人かもしれません。コウと出逢わなければ、ずっと町と草原の行き来だけで何も変わらなかった」


 それを聞きミフェナは、ニコリと笑みを浮かべる。


「それなら、私もそうだよな。なんかコウと一緒に居ると勇気をもらえるんだ」


 そしてミクセアとミフェナは、その後も幸のことを褒めちぎっていたのであった。……因みに幸はその頃クシャミをしていたのである。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『良かった……勝て……た、わ- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-……』…byコリュカ


『( ˘•_•˘ ).。oஇ……納得いかない!! なんでコリュカなんかに負けなきゃならないんだよ! クソッ、作者に抗議してくる٩(๑`ᗝ´)و……』…byセリアンナ


『ヤヤヤヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ ヤバイッテ!!……ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛クルナァ!』…by作者


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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