表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/79

商業と娯楽の町バルベア

幸たちはバルデアの森を抜けバルルゼア草原を通りバルベアの町に辿り着くと……。

 ここはバルルゼア草原。位置的には、バルデアの森を北西に抜けたバルベバの町との間にある草原だ。


 あれから幸たちは、魔物や魔獣と戦いながら森を抜けてここまでくる。


 そして現在、幸たちは空を眺めていた。

 ミクセアと星奈とコリュカとミフェナは、幸の服をつまんでいる。

 そう幸に動きづらいと何度も言われて、それならと服を掴むことにしたのだ。

 それでも幸は動きづらそうである。だが、前よりはいいかと我慢していた。


「思ったよりも時間がかかったな」

「コウ、そうね……少し暗くなって来てるわ」


 そうミクセアが言うと六人は頷く。


「それにしても、いつみても奇怪だ。太陽がみえないなんて」

「波留、本にも書いてあっただろ。この世界の女神は、自分よりも目立つものが嫌いなんだってさ」

「そうは云っても、星奈。いくらなんでも、太陽をみえなくするのはどうなんだ?」


 そう幸は言い、ジト目で空を見上げる。


「んー……僕は、慣れてるから何も感じない」

「ライゼルの言う通り、私もそう思ったことないかな」

「私も……ライゼルと……ミフェナと……同じで……すぅ」


 それを聞きミクセアは、自分もそうだと頷いた。


「慣れか……確かにこの世界では、これが当たり前なのかもな」

「うん、幸……そうだな」


 そう言い星奈は、ニコリと笑みを浮かべる。


「それはそうと……持って来た地図を見る限り、バルベアの町まで……もうすぐだ」


 幸がそう言うと六人は頷いた。

 その後、七人はバルベアの町へと向かう。


 ◆◇◆◇◆◇


 しばらく歩き幸たちは、バルベアの町へ辿り着いた。

 幸たちは町の入口で話をしている。


「流石に人が多いな」


 そう言い幸は、キョロキョロと周囲を見回した。


「前にも来たけど、ここには色んな施設がある」

「星奈、どんな施設があるんだ?」

「んー……幸が知らないのは分かる。波留は、この町に来たことがないのか?」


 そう言われ波留とライゼルは頷いた。


「俺とライゼルは、別のルートでザルべドルの町に来たからな。ここには、立ち寄ってない」

「そういう事か。じゃあ、知らなくても仕方ないな。……そのことも踏まえて、宿屋で話そう」

「そうだな……星奈の言う通りだ。じゃあ、案内してくれないか」


 幸にそう言われ星奈は、ニパッと笑みを浮かべる。そして、幸の手を取り歩き出した。

 それをみたミクセアとコリュカとミフェナと波留とライゼルは、ムッとしながら幸たちのあとを追いかける。


 ◆◇◆◇◆◇


 ここは宿屋が並ぶ街路。

 幸たちは、どこの宿屋に泊まろうかと外観をみて歩いていた。


「んー……こんなに宿屋があるのか。これじゃ、どこに泊まっていいか悩む」

「コウ、そうですわね。ただお金のことを考えると、なるべく安い所にしましょ」

「ああ、ミクセアの言う通りだ。どのくらいの期間、この町に滞在するかも分からないからな」


 そう幸が言うと六人は頷く。

 そしてその後、幸たち七人は手頃の宿屋を探し歩いたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『んー……部屋は二ヶ所。そんで男女が別って、納得いかない!』…by星奈


『その気持ち分かりますわ! 部屋を、あと一つ用意するべきですよね』…byミクセア


『ああ……コウだけの、特別な部屋をな』…byミフェナ


『そう……それなら……コウと……一緒に……寝れ……ますぅ』…byコリュカ


『そうだよなぁ。どうしたら、幸を説得できる?』…by星奈


『恐らく、どんな手を使っても……無理だと思われます』…byミクセア


『『『( ̄ω ̄)確かに……』』』…by星奈、コリュカ、ミフェナ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ