表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/79

苦戦とバレる

幸はバトルアックスでジェルスラキングを攻撃するが……。

 バトルアックスを持ちながら幸は、ジェルスラキングとの間合いを取る。

 ジェルスラキングは、プルンと体を震わせながら幸の方を向いた。

 それをみて幸は考えている暇がないと思い、即座にバトルアックスを振り上げる。


「ウオォォー……」


 そう叫びジェルスラキングへとバトルアックスを振り下ろした。

 振り下ろされたバトルアックスの刃は、ジェルスラキングにあたる。だが、プルンッと弾かれた。

 ジェルスラキングは、幸の方へ倒れようとする。

 それに気づき幸は、遠ざかろうと立ち上がり素早く後ろに跳んだ。


「……!?」


 後ろに跳んだ幸は、プルンプルンした物体に体当たりし弾かれる。

 幸は弾かれるも空中で体勢を整え地面に着地するが、よろけて尻餅をついた。


「クソッ……もう一体だと!」


 悠長に座っている暇もなく幸は、即座に立ち上がると二体のジェルスラキングを交互にみる。


(考えている暇がない)


 二体のジェルスラキングは、幸を押し潰そうとした。

 咄嗟に幸は、体を回転させバトルアックスを振り回し二体のジェルスラキングにあてる。


「ウオリャァァァー……」


 そう叫びながら、刃をあてていった。


 ――ギュギャァァー……――


 二体のジェルスラキングは奇妙な叫び声を辺りに響かせる。

 しかし幸の攻撃は、たいしてダメージを与えられなかった。

 そのためジェルスラキングの傷は、すぐに塞がってしまう。


「まだだぁー……」


 そう叫び幸は、再び攻撃しようとする。

 すると二体のジェルスラキングが口から粘着液を吐いた。

 それに気づき幸は、避けようとする。だが間に合わず体に大量の粘着液を浴び、バタンっと地面に倒れる。


「……まずい!?」


 幸はなんとか動こうとするも、自分の体が地面にくっ付いてしまった。

 すると二体のジェルスラキングは、幸を押し潰そうとする。

 それをみた幸は、このままじゃ死ぬと思い必死で体を動かそうとした。だが、動かない。


(これまでなのか……)


 そう思い幸は諦めかける。

 すると幸を囲むように無数の壁が現れた。

 二体のジェルスラキングは、その壁に弾かれ後退する。


「何をやっているんだ!?」


 そう叫びながら波留が幸のそばに駆け寄った。


 そう波留は幸とミクセアが町を出ていくのをみて、ライゼルと共にあとをつけて来たのである。


 因みにライゼルは、二体のジェルスラキングと戦っていた。


「波留、あとをつけて来たのか?」

「ああ……そうだが、なんて無謀な戦い方をしている? いや、どうして能力を使わない!」


 そう言われ幸は、無能力だからと云えず黙る。


「なんで黙る?」


 そう言いながら波留は、幸の体にくっ付いている粘着液を取り除いていった。


「コウは、能力がないからよ」


 そう言いミクセアは、幸の傍へとくる。


「それってどういう事だ? 幸は、女神に召喚されたんだよな」

「ミクセア……ハァー、まあいいか。ああ、俺は女神に召喚されたがギフトをもらえなかった。いや、女神が云うには授け忘れたらしい」


 それを聞き波留は、真顔になった。


「もしかして俺の誘いを断ったのって、そんなくだらない理由でか?」

「そういう事だが……俺にとっては、くだらなくなんかない!」

「呆れるな……能力ないなら、余計に仲間が必要じゃないのか?」


 そう言い波留は、幸を見据える。


「そうだな……波留、すまない」

「ああ、大丈夫だ。じゃあ、俺とライゼルはジェルスラキングを倒す」

「悪い、俺は……ミクセアと能力者を探してみる」


 幸はそう言い立ち上がった。


「無理はするなよ」


 そう波留に言われ幸は頷く。

 そして幸はその後ミクセアと能力者を探したのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『コウ、なぜ走っているのです?』…byミクセア


『走っていると気持ちがいいからだ! ミクセアも走らないか- ̗̀(⌯ˊᗜˋ⌯) ̖́-』…by幸


『(;'ω'∩)あー今日はやめて起きますわ。汗をかくとドレス臭いがつくので』…byミクセア


『そうか……残念だ(~_~;)……』…by幸


『それようも、服を汚さないでくださいね。パーティー用のスーツですので』…byミクセア


『あーそうだったなσ(^_^;……』…by幸


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ