第零夢〈弐〉:舞台設定・詳細
説明そのニです。
分からない単語が出たときはコレを参考にしてください。
○第四白線物語
『轍姫と獅子の楯』
◇舞台となる白線
『第四白線』
現在、最も安全な白線道。
貿易路として開拓されたほぼ全ての工商拠点を経由する。
重度危険指定生物の数も少ない為、白追者になったばかりの者が多く訪れる。
宿場町の数も多く、最も栄えている白線の一つ。
また、臨海部を辿る数少ない一つでもある。
〈街道会〉の本部や〈白追者協会〉の本部も、この白線沿いに存在する。
別名、商繁白線。
◇登場する生物
・風馬〈フー・アンヴァル〉
美しい毛並みと長い尾が特徴の生物。雌雄あり。胎生。
草食で、大変温厚な性格。知能も高く人とも仲良し。
馬蹄派生種の中でも特に速度に優れた種類。
本来は、馬車馬には使用しない。
・土馬〈ソー・アンヴァル〉
がっちりとした体格と、黒い瞳が特徴の生物。
雌雄あり。胎生。
馬蹄派生種の中では、パワーと持久力に秀でている。
旅の足として、需要が高い。
・奇形獣〈グレイ〉
雌雄存在不明。雑食。大きさは一〜ニメトルほど。
たまにそれより大きな固体も確認。
名が指すとおり、奇怪な姿をしている。
毛は無く、灰色の鮫肌。尾が長く、赤色の目が二対ある。
骨格の関節数が多いため、奇妙な歩き方をする。
体格の良いボスを中心に数体の群れを成して生活をしている。
知能は低くは無く、学習能力もある。
危険度五の害獣指定生物。外来種とされる。
・這鎧套〈ディスターブ・クィア〉
体長十メトル、全高は六メトルを超える大型原生生物。
雌雄あり。卵生。変温動物。湖沼を主な住処とする。
亀にも似たその巨体の甲羅には大きな鱗が隙間無く群生している。
行動は鈍重だが、瞬発力は高い。
大変子煩悩で、我が子の危機を感じたときは大変獰猛になる。
危険度六指定生物。
◇登場する鉱物
・『血紅石』
名が示す通り、血のように赤い光沢鉱物。
年輪状に成長していく。
火属性の心力に馴染み、高い耐火性や耐熱性を持つ。
また、解毒作用も持つ。
・『鍮銅』
赤茶色の鉱物。
展性・延性に富み、熱・電気の伝導性が高い。
精錬法が安易なため、古くから使われてきた。
・『青鋼』
鈍い青を放つ光沢鉱物。
研磨すれば、濃青や水面色の輝きを得る。
屈折率が大きく、心力の伝導率に優れる。
水氷属性の心力と上手く呼応する。
心力を注げば注ぐほど高硬度になるので、心術の心得がある者には重宝されている。
また、錆びにくく耐熱性もあるのが特徴。
・『群青石』
青より青い光沢鉱物。
表面に散らされた輝きは深い。心力含有。
湖底または海底で多く採掘される。
高温で溶解すれば粘度の高い液体(心力を大幅に増幅させる)になる。
・『黄昏鉱』
黄昏に似た、橙の輝きを持つ光沢鉱物。
主な発掘地域分布は西部に集中している。
心力の伝導にはあまり向かないが電力を増幅させる効果がある。
・『白創石 』
無から有を生み出す可能性を持つ純白の希少天然鉱物。
〈ヒュブリス山脈連峰〉の特定の地域でのみ産出される。
心力・身体効果を増幅させる効能がある。
また質量が大変不安定で、質量保存の法則を無視することが可能と言われる。
しかし、錬術で制御する事は大変困難。