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第一章、イノセクトの秘密 第一部 聖域イノセクト

お久しぶりです。今回もまた異世界系の小説を書き始めました。名もなき光です。前回のとうこうからかなりの期間が空いてしまいましたが、これからも投稿を続けていくつもりなのでよろしければ、読んでいただければと思います。

この世界にきて何日ほど立っただろうか。こうして自分のやりたいことをやっているのは、何年振りなんだろう。町の裏にひっそりとたたずむ襤褸屋の、店主は今日も一人店を開いていた。

「いらっしゃいませ。」

そんな彼の店にも必要としている人はたくさんいて、そんな彼らにはいつもこういっている

「石月防具店へようこそ」



 「みーんみんみんみーん」

彼がこの世界に来たのはセミの声が絶えぬ猛暑の真夏日であった。

「ただいま。母さん、今日も遅くなってごめんね」

職場厳しく、上司は偉そうに、自分のミスも彼に押し付けるような、そんな会社に勤めていた。そんな彼はいつも朝帰りで、睡眠もまともに取れないようなつらく苦しい生活を送っていた、そんな彼にも唯一自分を大事にしてくれていた家族がいた。

「母さん今日も一日見守ってくれてありがとう」

そんな彼の母親も去年、天国へ旅立ち。彼の生きる気力は日に日に途絶えていった。

久しぶりに日の出前に帰宅した彼はいつものようにご飯を食べ、寝室に向かった。

「がたん、がちゃん」

「な、なんだ」

物音に気付いた彼は布団をめくり周囲を見渡した。そこにはひとりの子供が立っていた。

「あ、ごめんね。起こす気はなかったんだよ」

子供は彼に見られていると気づき、すぐに謝った。せっかくの睡眠を阻害されたのにも関わらず、彼は怒らず許してあげた。彼が許すと子供は「だよね」と、言わんばかりに頷き、彼にある説明をした。

「つまり、俺の承諾があれば、人生をやり直せる、と?」

承諾さえもらえれば彼は苦しい今の生活から抜け出せる、という話だった。しかし彼は考えることはなく、その話を断った。

「え、なんで?せっかくこの地獄から抜けれるっていうのに、断る理由がないと思うんだけど」

「地獄とゆう二文字で自分の人生を表せるほど、簡単な人生じゃないんだよ。それにたくさんの人に助けてもらってやっとの思いで入った会社なんだ。こんなので泣きべそかいてる時間はないんだよ。それに自分よりももっと苦しんでいる人だっているんじゃないの?」

彼は子供に理由をいい、ほかの人を助けてあげてと、子供に伝えた。

「苦しんでいる人をみんな助けられたらそうしているさ。ただ普通の人はダメなんだ。あなたのような特色がないと。」

「僕だけが特別を持っているわけじゃないさ。みんなそれぞれ自分の特別があると思うよ。」

「そうゆうところだよ、、、」

子供は話しづらそうにして、様々なことを説明をしてくれた。

「僕の名前はキスティイン。とある世界の神と称えられるもの。これから話すことは規定で説明をしちゃいけないことになっているから僕と君との内緒にしてね。あなたの特色はその優しさ、周りの人はその優しさは持てない。それはあなたがこの世界に適応していないから。逆に僕たちの世界に適応していないと転移することや転生させられないだけでなく、生きていくことも困難なんだ。だからあなたはこの世界ではなく僕達の住む世界に生まれてくるはずだったんだ。今まではこうした違い子は特に僕達の世界に呼び戻すことはなかったんだけど。最近僕達の世界に問題が起こり始めて、僕たちの世界の住人が減り始めたんだ。だからこうして苦しんで生きている違い子を僕たちの世界に呼び戻しているんだ。だから僕からもお願いするよ。僕たちの世界を助けると思って。」

助けという言葉には弱く、子供の願いを必死に考え。彼は子供に返事をするための決定打になる質問をした。

「この世界から僕がいなくなって、困る人はいない?」

「なんでそんなことを聞くのか僕にはわからないや。その質問の意図は?」

「いや、会社だってこの家だって、僕がいなくなった後大変じゃないかなって、さ。」

「そのことなら安心して。会社はほかの社員によって、訴えられてつぶれるし、このアパートは君がいなくなればマンションに立て直す予定がある。いいんだよ、今は君の素直な気持ちを答えれば。」

「素直な気持ちか、そっか。じゃあ僕は君の願いに答えるよ。僕は君たちの世界に行く。」

「ありがとう。その返事だけを待っていたよ。じゃあ転生の準備を始めるね」

そうして彼は転生先の自分の姿などをキスティインと決め儀式を初めた。

「我が名はキスティイン、イノセクト四番目の創造主、我れが命ずる。石月優馬は我らイノセクトの民であり、我が身の一部であると。その根源をもって今、契約が成立する。天より遠く、地よりも近い、どうか我らに報いあれ」

そうして眩いほどの光と共に彼はイノセクトの地へ降り立った。


文字数は毎回このくらいにしようと思っています。

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