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談話の時間

どうも龍大悠月です。適当に悠さんとでも読んでください。

皆さんかなり投稿が遅れてしまい、申し訳ありません。

なにぶん、まだ学生さんなので勉強などで忙しく遅れてしまいました。

出来るだけ早めに投稿できるようにしますので、よろしくお願いします。



楽しい楽しい朝ご飯の時間です。



穏やかな朝、鳥のさえずりが1日の始まりを告げる。俺は今はない協会に向かって祈りをしていた。1日の生活は祈りで始まり祈りで終わる。俺はクレア教徒としての役割を果たし、この世界でもクレア教を広めるという役割を担っている。今日も1日が平和でありますように。



なんて平和は起きるわけもない。なぜならこの世界は今まさに戦争を繰り広げているのだから。

今の俺に平和なんてない。

「おい、レン、そこの塩を取ってくれ」


なぜなら、


「ちょっとレン君?そこのパンを取ってくれるかしら?」


今俺は敵の総本山である魔王軍のお城で朝ごはんを作っているのだから。


今日の朝ご飯はミネストローネとフランスパンだ、トマトは美容効果もいい他、風邪の防止や腸内環境を整えてくれる他、煮込むことで酸味が増し、パンなどにも合うようになる、眠たい朝にはちょうどいい食材なのだ。パンは長期保存が可能で、腹持ちがいい他、基本的にどんな料理にも合う、朝ご飯はご飯を食べると言う人もいるが、俺は断然パン派だ、食費や手間を省けるうえ、大量に作っても問題がないところがいい。

このように、リリスとアンナと仲良く朝ご飯を食べ……

「てる場合じゃねーだろ!?」

俺は魂の咆哮を放った。

「お、おい!いきなり叫ぶなと何度言ったら気がすむのだ!」

「うっせーわ!お前、何でこんなに呑気に飯を食べてられるんだよ!少しは危機感を持てよ!?」

「まぁまぁ、落ち着いてレン君?確かにそうだけど、イライラしていては何も始まらないわ」

まぁ怒ってるレン君も悪くないんだけど…と、理解不能なことを呟いているアンナを無視して、食事を再開しようとすると、

「まず、リリスちゃんは、子供なんだから、いい大人がはりあったらダメよ?」

すると食事をしていたリリスの手が止まった、そしてワナワナと震えながらこちらを睨んできた

「16じゃ……」

えっ?

「妾は今年で16じゃ!もう子供ではない!ガキンチョ扱いするでない!」

お、おう。まさかそんなに起こるとは、これまで辛い事があったんだな…

「何を同情しているような目をしてある!憐れむでない!」

リリスは顔を真っ赤にしてほっぺを膨らましている。かわええな。

「16歳ね…その歳だとレン君が危ないじゃない!仕方がない、ここで始末するしか」

そう言ってどこから出したのか、片手にモーニングスターを構えていた。殺気とあいまって、かの有名なメイドを思わせるようだった。リリスは地雷を踏み抜いた事にようやく気付いたらしく、怯えてはならないと頑張っているようだが、足が震えてしまっている。

「おい!物騒なことを言うんじゃない!」

俺はアンナをなだめながら、とても深いため息をついた

俺たちがこの世界に送られてからはや1週間がたった、その間、この世界についての情報を集めたり、少し魔物を狩ったりと、少しずつだが、この世界に慣れては来たのだが、

「この調子じゃ世界調査も夢のまた夢だな…」

俺たちはこの世界の現状を把握し、調査することが仕事なのにこんなにのんびりして良いのだろうか?

「そういえば、もうそろそろ父上達が帰ってくる頃じゃの」

と、俺が悩んでいると、リリスが思い出したかのように呟いた。

そうだ、そういえばこいつ、魔王の娘だったな…

俺は社員全員に配布されている小型通信機の電源を入れた。

「おい、今の現状俺とアンナで魔王に勝てると思うか?」

「まぁ、無理ね。一対一でも難しいのに魔王以外の魔族もあるわけだから、ここは、まだ動かない方がいいわね。」

さすが仕事に関してはエリートのアンナだ、人付き合いもこれくらい長けてたらいいのに、


そうしていると、高々な笛の音がしたかと思うと、外から人々の喝采が聴こえてきた、どうやら親玉のご帰還らしい

「妾も父上を向かいに行かなくてはな…。おっと、レンよ、今日の夜、妾の部屋に来るがいい、もちろん、アンナも一緒にな」

リリスは意味ありげな目でその言葉を口にした、俺にはそれが何をいみするのかがわからなかった。

これからは2話の3分の1くらいのボリュームでいかせていただきますね。

次からは魔王側のキャラが複数出ますよー

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