異世界調整委員会ー降り注ぐ不幸のミサイル(フォーミング付き)
どうも龍大悠月と申します。まだ始めてペーペーなのでよろしくお願いします。この主人公のレンくんはある小説をリスペクトし、そのイメージを似せています。どうか楽しんでくれたら幸いです。
あぁ憎い、
初任務というこの俺にこんな難件をなすりつけてきた上司が憎い、
こんな世界を作り上げた王国が憎い、
何よりこんな虫のいい話に飛びついてしまった哀れな自分が憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い…
女神マリアよ、この俺が何をしたというのですか、女神マリアのことをおっぱい神として布教したからですか?
違うのですマリア様。あれは新入社員歓迎会で酔っ払った時にみんなでマリア様の話になった時についポロっと口に出ただけなのです。
それとも聖職者で貧乳のテリアが「私こそマリア様の生まれ変わりよ!」と、訳の分からない事を言っていたので「お前貧乳のくせにマリア様の巨nyゴホン、生意気な事言ってるんじゃねーぞって説教した事か?」
違うのですマリア様、あれはこの国の全ての男性の共通の意見なのです。決してすごい乳やスタイルがいいとかを言っているじゃないのです。
だからマリア様……。
「こやつの素性を拷問でもなんでもいい、はかせろ、もし何も情報を持っていないのなら構わん」
この不幸な私を……
「殺してしまえ」
お救いください!!
それは遡る事8時間前のこと
「ということで桜田君にはレイノールの調整を行なってもらうネー」
その話はいきなり飛び込んできた、今までデスクワークを主に行ってきた俺にとって異世界調整とは社員の中のエリートがこなす仕事という認識をしていた。しかし、別に羨ましく思ったことはあまりない。なぜなら何が起こるかわからないところで働くよりデスクワークの方が格段に楽だからだ。多少のボーナスは嬉しいかもしれないが、命に変えれる程でもない。このような理由で俺は調整の仕事を断ってきたのだが…
まさか代表が直々に依頼してくるとは、
今俺の前でカポエラーのような踊りをしている(何を言っているかわからないかもしれないが俺もわからない)このあからさまに成人してなさそうな女性は、この異世界調整委員会の代表であるリー・チェインである。実年齢不明、出身も不明という謎に満ち溢れた人なのだが
「もう!堅苦しいのは止めようヨー」
目の前で頭ぶっ刺して回ってるやつ見たら誰でも萎縮するだろーが。そんなツッコミを押し戻し、俺は代表と向き合った。
「リー代表、なぜ私のような者がそのような重大な任務を任されたのですか?」
「リー代表じゃなくてリーちゃんって呼んでっていつも言ってるでショ!」
上司には敬語使っただけなのに理不尽だ。
「まぁ、この前の全社員対象の体力調査の結果を元にした結果ダヨ」
あぁ、そういえばこの前のあれはそういう意味だったのか、昔からまだに筋トレしていたから体力には自信があるのだがあそこでむやみに頑張るべきではなかったな。
「他にも自分より優秀な人材がいるのではないですか?なぜ私にそこまで期待を寄せるのですか?」
別に自分が過大評価というわけではない。べつにないのだか、上司から高く評価されるのはいささか気分がいいから念入りに聞くだけだ。
「別に君より優秀な人材は山ほどいるサ、だが皆、自分には荷が重いとかで要請を断ららちゃってネ」
あれ?おかしな事が聞こえたんだけど気のせいだよね、うんうん。だが変な話だそんな奴らに反対されてなぜ俺に頼もうとしたんだ?
「そんなの自分だって嫌ですよ、わざわざそんな危険な事出来るわけないじゃないですか!」
「フフフ……そんな事を言うと思ってこちらも対策しているのダヨ」
まさか!俺を脅す気か?
「そんな固い表情するなヨ、私だって手荒な真似をするきはないヨ」
代表は逆さ回転を止めると、目を見開いて、
「君、金は好きだロ?」
なっ!?
「君がもしこの任務を受けているのなら多額のボーナスをやロウ。もちろん調査にも最大限のバックアップを行わせてもらウ。どうだイ?いい話だと思わないかイ?」
「自分をあまり見くびらないでください、お金の為に命まで投げ出す程自分落ちぶれていませんよ。」
自分にだって少なからずプライドがあるんだ。この話は取り消してもらおう。
「残念だヨ、君がもし行ってくれると言うなら美人のエリート社員を同行させたノニ。」
えっ?
「そしてその任務が終わればその国の女性からは英雄扱いなんだカラ、いい感じにチヤホヤされたノニナ」
なん…だ…と?
「でも仕方がないネ、他の人に頼もうカナ。」
気がつくと俺は敬礼していた、それはもう見事なものだ。
「その大役この私以外の誰に出来るでしょうか?否、断じて否!この私を置いてこの任務が成功するわけがない。代表、その任務、私が責任を持って対処させていただきます!!」
なんか代表が引いてるように見えたがそんなものどうでもいい、プライドなんかそんなものは成人してから押し入れにおいてきた!女に勝る報酬はねー!
「そ…そうかイ、ならこの仕事、君に任せようカナ?」
そんなこんなで異世界レイノールに来たのだが、さっそく人生詰みそうです。助けてください。
確か代表3日後にエリート社員を転送するって言ってたな、もう俺死ぬぜ?
俺の頭の中で代表がテヘペロしている姿が浮かんだ。
絶対化けて出てやるからな!
「何をぐちぐち言うておる。貴様、言い残す事は考えたか?」
ヤバイヤバイヤバイ!何かないか…
そうだスキルだ!スキルで何か逃げれるなら、
スキル(ランダムスキルLV1)?なんだこれは?
まぁいい使えるものは使っていこう。
「ランダムスキル!!」
その瞬間俺の周りで灼熱の炎の渦が発生する。
「これは最上位魔法!?なぜあやつがそんな技を使える!?」
なんかすごいのが出たけど、ヤバイ体力切れだ…
俺は意識が暗闇に呑まれ気を失った。
「リリス様!お怪我はありませんか!」
こやつどこからこんな魔法をこの魔法は長時間演唱しないと打てないはず…。
こやつなら………
「気が変わったこやつを拘束したまま我の部屋に運ぶのだ!」
俺は気を失った間にとんでもない事に巻き込まれた事を俺はまだ知らない……。
いかがだったでしょうか。
この後も不定期ですが更新していこうと思います。どうかコメントを残してくださいお願いします。まだコメントというコメントをもらっておりません。どうか心優しい方、アドバイス、感想、誤字報告などしてくださいますよう心よりお待ちしております。では、また。