エルフとドワーフの住環境から受ける身体的影響と文化形成に関する考察
エルフとドワーフについてです。
皆さんが考えるエルフ像、ドワーフ像とはどのようなものでしょうか。
エルフ。長い金髪を風に靡かせ、肌は白く華奢であり、弓が得意あるいは魔法が得意。森に住み、森と共に生きる。
ドワーフ。太く濃い髭を生やし、背は低いが筋肉質、鉱山や地底に住み、鍛冶や細工物が得意で酒を好む。
こんなものでしょうか。
私自身、エルフまたドワーフと聞けばこのように思い浮かべます。
ですが、本当にそうなのでしょうか?
一つ考えてみましょう。
まずエルフ。
長い金髪を風に靡かせる……風に靡くくらい超サラサラヘアー?
いいえ。
エルフとは森に住み、そして弓が得意です。つまりエルフ=ハンターです。
ハンターであると言うことは、彼らは毎日獲物を求めて森を歩く生活をするということです。
当然、日に焼けます。キューティクルは剥がれ、彼らの髪は艶とは一切無縁です。ボロボロです。
木の枝に絡まないように短く刈ってすらいるでしょう。
土埃にまみれたゴワゴワの短髪。これがエルフのあるべき髪です。
またハンターである彼らの肌が白いわけはありません。
全員ダークエルフです。
そして森の獣を狩るエルフは肉食です。とは言え森ならば川もあるでしょうから魚も食います。木の実や果物も食います。下手をすれば現代人よりも優れた食生活です。
まして武器は弓です。広背筋が発達します。
毎日森を歩き、弓を引き、肉を食うエルフ!
体は大きく育ちます。もはやエルフ=筋肉と言っても過言ではないでしょう。
ファンタジーエルフはたいてい精霊を信仰しています。獲物には精霊への祈りを捧げるでしょう。大物が狩れれば祭りの始まりです。
祝い事の席に欠かせないもの……そう、酒ですね。
酒は水が大事です。水が良いと良い酒が生まれる。
ならば森の清い水から造るエルフの酒は美味い。言うまでもありません。
祭りの席で美味い酒をガバガバ飲むのがエルフです。
次はドワーフです。
ドワーフは地底に住む種族です。
日に当たりません。日に当たらない=紫外線から保護する必要がない。種族的にメラニン色素を生成しなっていると見て良いでしょう。
よってドワーフは真っ白な肌をしています。
またキューティクルの天敵とも言える紫外線がない以上、髪はサラサラです。
地底にはまともな食事はないでしょう。少なくとも森に住むエルフより栄養状態が悪いのは想像に難くありません。
栄養状態が悪い中、毎日坑道に潜ります。背は低く、また脂肪もありません。
ガチムチなど夢のまた夢、ただ細いけど思ったより筋肉あるよねー――これが基本です。
普段から紫外線を浴びていないと、肌が劣化しないため実年齢より若く見えます。あるいはファンタジードワーフの女性はロリだったりしますが、なるほど良く考えられています。
エルフを語る際、酒は水によって決まると書きました。ドワーフは鉱石を掘って生活しますから、気付かないうちに水を汚染している可能性は極めて高いでしょう。
水が悪ければ酒は悪い。ドワーフの酒はそこまで良いものではなく、むしろ水質が悪いため、うっすい酒を水変わりに飲んでいることも考えられます。
まとめると、こうなります。
眼光鋭く弓を携え、肉も魚も大好物な筋肉モリモリマッチョマン&アマゾネスが正しいエルフ。
飲用水代わりの薄い酒を飲んでいるせいで飲んだくれに見られているショタ&ロリが正しいドワーフ。
世に出回っているエルフ像、ドワーフ像が実は全くの正反対だったとは驚きですね。




