ホモ疑惑
前回の続きです。今回は思い出の一つをピックアップして書きました。
先生と言っても、隣のクラスの先生だった。先生の特徴というと、比較的整った顔立ちで、目は大き過ぎない程度に大きく、髪は暗い茶髪で、可愛い系だった。惚れた理由としては、ただの一目惚れである。
幼稚園での生活は、大きく2つしか思い出がないとRは言う。
一つは、とても気持ちの悪いトラウマである。
その日、Rはいつも通り幼稚園にいた。
「あ〜、もうお昼か」
お昼は机を移動して、皆で床に座って食べるのが日課というか決まりだった。Rはボーっとしながら、机をどかしていると、左足に違和感を覚えた。恐る恐る左足を見るR。そこに在ったのは、生理的に無理という言葉が当てはまるものだった。Rは思わず叫んだ。
「うわああああああああ!!!」
Rの左足には、チビま〇こちゃんに出てくる永沢君にそっくりな男の子が張り付いていたのだ。しかも鼻水を垂らし、目はトロ〜ンと溶けていて、口元は緩んで半開きである。しかも何故かガッシリ掴まっていて、離れようとしないのだ。余りの気持ち悪さとショックに、Rはその後の記憶がないという。だが何故かその後、その男の子を見かける事はなかった。
読んで頂きありがとうございます。あなたはこの男の子は、何だったんだと思いますか?