表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本当は温かい21世紀童話 『小人と学生』

作者: シズ×ヤマ

むかしむかし、あるところに、単位がちっとも取れないな学生君がいました。

学生君は、毎日24時間あいている自習できるカフェにいて勉強しているのに、やったことがちっとも頭に入ってこないので、テストを乗り越えることやレポートを完成させることができません。だんだん嫌気がさしてきて学生君はついに病気になり、1年間休学することになってしまいました。


なんとか復学したのはよかったが、休学したことによって、徹夜ができなくなってしまったがレポートの提出期限が明日に迫っているにもかかわらず、その日は寝てしまいました。

次の日の朝、目を覚ました学生君は「また寝てしまったー!!」と近所迷惑になるくらいに叫びましたが、机の上を見ているとあら不思議、レポートが完成しているのです。

学生君はそのレポートを今日の講義で提出して次のレポートの準備をしました。

しかし、文献を用意して、パソコンを開きっぱなしでまた寝てしまいました。


すると次の日の朝にも、まあまあなレポートができあがっていました。

それからはレポートがあるたびに、同じ事が続きました。

課題は容赦なく増えていくがどんどん完成したレポートが増えていったのです。

おかげで学生君は、心に余裕が生まれ、テスト勉強に集中できるようになり成績が上がり、単位を落とさなくなりました。

ある日、そのことを彼女に話をすると、学生君は彼女一緒に、一晩中起きている事にしました。え、こいつら同居してるかって??ナレーションの俺が知るわけないだろ。

「誰があんたみたいなノミ虫のためにこんなことするんだろう。」

「ねえ、それ俺の事中傷してるの?」

「頭が悪いのねあなたは?」

「言いたい放題だなお前は!!」


夜中になると、どこからか裸の小人が二人現れました。 二人の小人は小さな手でキーボードを叩いてあっという間にレポートを完成させました。次の朝、彼女が学生君に言いました。


3年後学期が無事終わった時の話だった。

「ねえ。レポート書いたお礼に、あの小人たちに服をぬってあげようと思うの。だって裸じゃ、寒そうだし、あなたみたいな変態が欲情してしまうからかわいそうだから、あなたは、小人にクツをつくりなさい!!」

「えっ、めんどくさ・・。」

ドン。壁を思いっきり殴る音が聞こえた。

「恥を知れウジムシ!!」

彼女は学生君の顔の横ギリギリの場所に思い切って打撃を与えて言った。次の夜、学生はクツの皮の代わりに、彼女がぬった小さなシャツとズボンとチョッキと、学生がつくった小さなクツとクツ下を二人分置いておきました。

すると小人たちは大喜びで服を着て、そこら中を飛びはねながら歌いました。これで、僕らは可愛い小人。

もう奴隷じゃなくなった。

そして外に出て行き、そのまま二度と現れませんでした。

小人はいなくなりましたが、学生君は1年の休学はあったものの、その後は留年せずに卒業することができました。


え、就職活動はどうなった?彼女とはどうなった?

そんなことは知りません。


明るい話も作らないとね。そう思っていたけれど残念ながら自分の性格か知らないけどなかなか思いつかないです。今回の話は、残酷な要素や辛そうな場面ははなるべく減らして、コメディーに挑戦しましたが楽しんでいただけたでしょうか??

コメディーを書くためには、小さな楽しみを見つけられる練習をかねていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ