晩夏:道端の花、庭の花
画像多めです。御注意ください。
この夏いちばん夏らしいな、と思ったのは公園に咲くノウゼンカズラで、見た感じ南国美人なのかと思ってたら、中国原産で古くから日本に渡来していた花なのには、びっくりした。
それはさておき、はや9月。
入れ代わりの早い春の花と違い、真夏に咲く花は、暑さの続く限りずっと咲き続けているイメージ。
…… そう、暦の上では秋でも、現実にはまだ暑いし法師蝉も鳴いている。
晩夏!
ってことで。
夏中咲いていたといえば、これも。
ヘクソカズラ。
ひどいネーミングだから、別名で上品に行こうかと調べたら、ヤオトメバナ、というのがヒットした。
うんうん、こういうのを求めてるんだよ。
と、思いながらも……
私の中ではすでに、ヘクソカズラで定着しているんだよなぁ……
子どもの頃からの刷り込みだから、仕方ないってことで。
誰かに言うときには 『ヤオトメバナ』 にしとこうと思う。
さて、場所変わって、我が家の庭はといえば、よく育つので困っていた (たぶん) ネズミモチの植え込みを、この夏休みに夫がバッサリやったのだが、そのあとにすかさず繁殖したのが、これ。
サルビア・ガラニチカ。
後に何を植えたい?
そんな会話をしているうちに、スペースを占領してしまった。
濃い青紫の花は夏、涼しげではあるが。
そして、そのわきに、ひっそりと咲く。
サルビアの仲間と推測。
9月1日、久々の幼稚園。
夏休みの間、滅多に通らなかった通園路には、華やかなピンクの群れ。
ガウラ、和名・白蝶草。
もともと日本に入ってきたのは白で、ピンクは後年入った園芸種だそうだ。
そして、ゼラニウム。
ゼラニウムもまた、種類の多い花だが、近所によく咲いているのはこれ。
盆に降り続いた大雨の影響か、毎年道端に気持ち悪く咲いている昼顔は、ほとんど花をつけず、
かわりに家の庭では、サツキがぽん、バラがぽんぽん、と狂い咲きしている。
なんとなく、人も花も一緒。




