表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

平穏ー1ー1 「その二つの鐘は俺の平穏な日常の終わりを告げる」

この小説はパロディと言う便利な言葉に助けられながら作者が軽い気持ちで書いた学園ものです。

人には深い作品を読む事は必要ですが軽い気持ちで読める作品も必要だと思うので軽い気持ちで読んで下さい。


20ZZ年四月、一発の核が墜ちる事も無く、コ○ニー落としがあった訳も無くただ俺はこの私立大鐘高校の二年生に頭脳明晰な為、楽勝で進級しそれと同時に普通にクラス替えがあった。


しかし、このクラス替えで人類は死滅する事は無かったが俺の平穏で孤独なオタクライフは死滅してしまったのだった。


あの女達のせいで!!


時がさかのぼる事始業式も終わり教室に戻った俺

「ねぇ、あの窓際の彼イケメンじゃない?」

「本当!凄いイケメンじゃん!一緒のクラスに慣れてラッキー!」

「でも、彼少し変わり者らしいよ?人付き合いしてないみたいだし…オタクらしいよ…」

「いいじゃんオタクでも!私、彼女に立候補しようかなー」

(ふん、俺は誰とも付き合わねぇよ!俺の愛は全て二次元に注がれているのだからな!)

俺をイケメンだと噂する女子の話を小耳に話ながら俺はラノベを読んでいた。

しかも、本屋で貰った本屋の名前がついたカモフラージュにも使えるブックカバーは勿論外してそのまま読書しているのだ。


ガラララ


騒がしかった教室も先生が入り、少し静かになった


そして、たんたんと一人一人の自己紹介が終わり遂に俺の番が回ってきたのだった


「はい、次ー、そこの男子、自己紹介を頼む、ふぁ~」

この教師、あくびをしながらだと?

こんなやる気を微塵も感じさせない教師も珍しいな


「俺の名前は是藻(これも) 運命(さだめ)だ。宜しく。好きな物はアニメ、ゲーム、漫画などの二次元全てだ。そして理想の嫁は綾○レイさんだ!宜しく!!そして俺はリアルの女子には興味無い!!むしろ嫌いだ!!」

「ちょっとあんた!!初っ端の説明から伏せ字多すぎじゃない!!」

いきなりツッコミを入れて来たこのツインテールのリアルの女子にしては美少女である幼なじみの…

「そう私が多助(たすけ) (あい)よ!宜しくね!」

「うぉい!!勝手に人の頭の中のナレーションに入ってくるなよ!」


「あんたまだリアルの女子に興味無いのね。それはとてもイケメンの無駄遣いね。」

(あの藍さん?俺の渾身のツッコミは無視ですか?)


「ふん。イケメン何てただの容姿だけ。それに釣られてくるリアルの女子などただ外見だけを好きになっただけ。そんな恋なんて永遠の愛じゃないんだよ」

そして俺は声高らかに言った

「それに俺の尊敬する南の方の聖帝様はこう言った!二次元の女子は「老いない!朽ちない!裏切らない!!二次元の女子に後退は無いのだぁ!!」とな」

俺はキメ顔で言った

「いやいや、南の方の聖帝様はそんな事言って無いと思うわよ。まぁあの漫画は凄く名作ね!」


ボイン


「ちょっと貴方達、この私を置いて二人だけで盛り上がら無いで下さるかしら!」

(ボイン何て効果音、誰が考えたのかわからないがその効果音がリアルに出たのが納得せざる終えない程のこの金髪巨乳ハーフ美少女はこの学校の理事長の孫であり、世界に幾つもブランドの支社を構える大富豪大鐘財閥の後継者)

「この大鐘(おおがね) (もち)の圧倒的!存在!を忘れ無いで下さるかしら!」


ザワ…ザワ…


そんなザワめきが聞こえたのは俺だけだろうか


バン!!


急に教卓を叩いたのはあのやる気が微塵も感じさせない教師だった

「くそ、お前らぁ!面倒くさいぐらい騒ぎやがってこんなうるさくされると俺の教師としての評価が下がるじゃないか」


ズキャーン


「だが!それはどうでもいい!!」


いきなりそう言ってジョ○ョ立ちを決めた担任は続けてこう言った

「しかし、減給だけは困るんだよ!だからこれを見ろ!!」

そう言って白い紙を一枚俺達に見せた

「ふふ、この紙にお前ら何て書いてあると思う?」

そう担任は言うと不敵は笑みを浮かべた

「この紙にはな、前任の生徒会長が学園攻龍(がくえんこうりゅう)で敗れ解任となり次の生徒会長の立候補を各クラスから募る事を書いてあるんだ!」


ゴクリ

俺は生唾を飲んだ

(こいつ…まさか…!?)


面藤(めんどう) 大門(だもん)が任命する!このクラスからの立候補者はこの騒ぎの元凶とする!その者の顔を見ろ!!」


バッ!!


すると一斉にクラス中の視線が俺の方へと向いた


そして面藤はとことことゆっくり歩いて俺の方へとやってきて俺の肩に手を置いた


「やはり、お前だったか。是藻運命。生徒会長がいるクラスとなれば俺の教師としての評価も上がるし給料も上がる。頼んだぞ。」

そう言って再び教壇に戻ると面倒は言った

「オールハイル壱組!!オールハイル運命!!」

と何度も繰り返し言った

それはクラス中を巻き込んで喝采となっていた


その時俺は切実に願った。俺の平穏な日常を返して下さい。と…


「皆コー○ギア○好きなのね」

と、藍は1人静かにツッコミを入れていたのだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ