表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘れられし宮殿のとある出来事  作者: 槇村志郎
序章 始まりは強引に
5/6

準備

更新がおくれて申し訳ない><


翌朝、南を中心とした左右に大きな窓から朝日が差し込んできた。ここはパトリシアの私室。部屋の中央には天蓋つきのベッド。

日が程よく差し込むように窓の少し前にテーブルと椅子が配置され、読書やお茶を楽しむにはもってこいだ。(ここはパトリシアのちょっとしたお気に入りだ)窓の先はテラスになっており気分転換をしたいときはここで過ごす。


「うーん」


ひとつ大きな伸びをし、息を一気に吐き出す。


「うん、いい朝ね。旅立ちにはもってこいの日だわ」


身支度はもうすでに昨夜のうちに済ませてある。後はジェイドたちの説得と見張りの配置だけだ。




場所は移ってここは大食堂。席は窓辺にジェイド隣にクレと座りジェイドの前にアベルが座る。そして全員を見渡せるところにパトリシアは座った。食事前のお祈りを済ませ各自が食事をはじめる。

全員が食べ終わったころおもむろにパトリシアが相談(ほぼ決定事項だが)をしてきた。


「ねぇ、私旅に出ようと思っているのだけれど…」


[[別にかまいませんよ]わ]


事情を知っているアベルとクレは即答してきた。が、しかしジェイドはあまり気が乗らないらしく顔をしかめた。


「旅に出ることに反対はしません。戦闘に関しての腕前も申し分はありませんが…」


「それがどうしたというの。何が問題だというの」


「それは生きる力です。たとえば、そうですねぇ…調理ってしたことがありますか」


「ええ、基本だけ覚えたわ」


「そうですか。まぁ、それなら大丈夫でしょう。では、身体はどうします。何日も風呂が入れない確率が非常に高いですよ」


「それなら問題はないわ。クレがいるもの」


「あまり人に頼りすぎるのもどうかと思いますが…まぁいいでしょう」


ようやくジェイドは納得したらしく旅に出ることに同意してくれた。パトリシアは満足そうに微笑み全員の顔を一瞥した。


「準備は今日一日でしなさい。今晩にはたびにでるわよ」


[[[承知]]]


そして、宮殿内は慌しく動き出した。

平日はあまり書いていられないので3週間周期で更新していきたいと思っています。パトリシア達の応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ