最弱は自分専用ダンジョンに足を踏み入れる
ども。ゆーです。
いやー。結構調子いいっすね。
じゃ、本編どぞ。
「うーん。」
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
「今日はまじめにクエストやってくださいね。」
「わかったよ。ねえ、ノアも一緒にやって?」
「いいですよ。」
「え?いや龍なんて出てきたらみんな倒れちゃうって。」
ボンッ
そこにはとてもかっこいい執事の服を着たノアがいた。
「ないそれ?」
「人化の魔法です。」
「そんな便利なものあるんだ。早く言ってよ。」
「運動するなら服は動きやすいほうがいいですからこんな感じですかね。」
「かっこよすぎ。」
「では頑張っていきましょう。」
「え?朝から?えー!」
ピロン
...デイリークエストが完了しました。
「はあはあ。やっと終わった。」
「この程度で息を切らしてるんじゃありませんよ。」
「お前がおかしいんだ!」
「明日からも頑張りましょう!」
10日後
ピロン
...デイリークエストが完了しました。
「ふう。おわった。」
「流石に十日もさぼらないとは思いませんでしたよ。」
「あんなペナルティクエスト二度と受けるか!」
...デイリークエストが十日続きました!
通知が1件あります。
「ん?なんだ?」
デイリークエスト10日間連続達成報酬
扉の鍵・極小
注意
あなた専用のダンジョンのカギです!そのほかの者は入ることができません!
「ダンジョンのカギ?特別ダンジョンみたいなもんか?」
「一人でしか行けないようですね。行ってみては?」
「大丈夫かな?」
「ステータスを確認してみてください。恐らく行けますよ?」
「疑問形?ステータス」
名前 灯火相馬
種族 人間
属性 なし(光は取得不可)
職業
なし
HP 83
MP 24
筋力 52
知能 52
体力 72
スキル
蘇生
疾走
隠蔽
加護
???の加護
レベル
12/∞
称号
隠された実力者
逆境を乗り越えし者
「体力とかが上がってる?でも魔力量は伸びないのか。」
「別のトレーニングで上げられますが、今はまだ必要ないでしょう。」
「そうなのか?今はどれくらいだ?」
「大体...5級のトップ層ぐらいですかね。」
「少し自信がついたし明日のデイリークエストの後に行ってみるか。」
「わかりました。では明日の0時に起きましょう。」
「早くね?じゃあもう寝るわ。」
「おやすみなさい。」
0時
「おはよう。今日も頑張るか。」
「おはようございます。ええ、そうしましょうか。」
8時
「ふう。終わったな。」
「朝食の後に外出届を出してくださいね。」
「わかってるって。」
「よし。じゃあいってくる。」
「いてらっしゃいませ。」
...なあ、ネリア。どこに扉があるんだ?
...地下鉄の入り口にあります。地下鉄なら、どこでも大丈夫です。
...わかった。
...ついたけど、どこにあるんだ?
...入り口に鍵を近づけて下さい。
...わかった。
「う、浮いた?」
ガチャ
...中に入ってください。
ヴォン
「ここが駅?」
...ダンジョンに変わったので。もともとの駅とは別次元にいますが。
「あれ、出れなくね。」
...ボスを倒すまでは出ることができません。
「ちなみに今の俺に勝てる?」
...まず一撃でやられると思いますよ。
「まじかよ。ははは。生きて出られるかな。」
...頑張って下さい!
「なんか出てきたよ。」
...あれは普通のウルフですね。3匹いますが今の相馬さんならギリギリ行けるでしょう。
「ギリギリなんか。ねえ、にげてもいい?」
...いつまでたっても出れませんよ
「こうなったら奇襲で一匹倒して2対1に持ってくか。おらっ!
キャン
グルー
「やっぱ二匹ともきづくよね。」
うう、わん!
「なんか犬みたいでかわいい声だけど、確実に殺しに来ているよな。」
ガー
「おっと。」
突進してきたウルフをぎりぎりで避ける
「取り敢えず、さっきみたいに殴って殺すか。」
キャン
「あと一匹。うお!」
嚙みつこうとしてきたところを避け、腹にけりを入れる。
キャン
ピロン
ウルフを倒しました。
経験値34が入ります。
5級魔石2つとウルフの牙が手に入りました。
「効率悪」
...そもそもレベルアップできるだけでおかしいんですよ。
「でもあんまりだよ。」
...ぐちぐち言わずに次々
3日後
「ふう。だいぶ楽に倒せるようになってきたな。でもそろそろ持ってきた食料が切れそうだ。水はまだあるんだけどな。」
...ウルフの肉を食べないんですか?
「あ!それがあるじゃん。じゃあ大丈夫だ。ん?」
明らかに今までとは違うオーラのウルフが近づいてくる。
「おいおいこれいけんのか?」
...私の計算では99,9%無理ですね。
「まじ?」
...マジです
「はあ、あいつは何なの?」
...キングウルフですね。
「でもやってみるっきゃないっしょ。こい!」
「ぐふっ。」
一瞬で俺は壁に吹き飛ばされた。
「すごい。一撃でHPが3分の1は持ってかれたぞ。これ死ぬわ。一気たたみかける!疾走!」
ワオーン
「これでやっと動きが見えた。」
パンチが飛んでくる。
「よけられないがこれで決める!」
「ぐはっ。」
キャン
「ははは。HP12だってほとんど残ってない。」
ピロン
キングウルフを倒しました!
経験値が2341入ります
ドロップアイテム
キングウルフの牙
キングウルフの肉
キングウルフの革
キングウルフの魔石
レベルアップしました。
レベルアップしました。
レベルアップしました。
3件の通知が来ています。すべて閲覧しますか?
「はい。」
ウルフ100匹討伐報酬
称号・狼殺戮者
スキル・先手必勝
レベル20到達報酬
スキル・鑑定
アイテム・記憶の断片
影の容量が25増えます
記憶の断片が二つあります!
繋げますか?
「はい。」
記憶の断片を繋げました!
残り 2/?
「おいおい、これはまたすごい報酬だな。」
...ボスに少しずつ近づいてきてますね
「よし。もう少し頑張ったらボスのとこ行くか!]
2日後
キャン
「もう手ごたえすら感じないな。そろそろボスのところに行くか。てか久しぶりに開くな。ステータス」
ヴォン
名前 灯火相馬
種族 人間
属性 なし(光は取得不可)
職業
なし
HP 256
MP 237
筋力 198
知能 198
体力 527
スキル
蘇生
疾走
隠蔽
鑑定
先手必勝
加護
???の加護
レベル
23/∞
称号
隠された実力者
逆境を乗り越えし者
狼殺戮者
影の容量
1/27
「なんか行ける気がする。」
それでもこの先に入ってはいけないと頭が言っている。
「でも、行くって決めたし行ってみよう。」
俺は意を決して階段を奥へと降り行った。
お疲れ様です。
いやー明日も頑張れるかなー。