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私が隣にいたい人は~  作者: 神田 ゆう
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第1話 出会い

記念すべき第1話、スタートです‼︎

どうぞ‼︎

 

  とある大きなマンションの一部屋。

 俺、七瀬 海斗(ななせ かいと)はいつものように鬱陶しくなる目覚まし時計を止めベッドから起き上がる。 制服のズボンとワイシャツに着替えTVを付け食卓に座りニュースを聞きながら朝ご飯を食べる。今日の朝ご飯は、食パンと目玉焼きとサラダだった。


「やばい…! 遅刻する‼︎ 」

 TVの時刻表を見た海斗は、急いで牛乳を飲み歯を磨き身支度を済ませ今日の授業で使うノートやら教科書やらをカバンに入れて玄関で靴を履きドアに鍵をかけて家を出る。



 海斗は、都立桜ヶ丘高校とりつさくらがおかこうこうの2年生。 ルックスはそれなりで運動も人並みにできる普通の高校生だ。桜ヶ丘高校は、勉強と部活、学校行事に力を入れている市内で有名な学校だ。海斗はいつものように学校に着き玄関で靴を履き替え教室に向かう。教室に入り自分の席に海斗が座ると後ろから一人の男子が元気そうに声をかけてきた。振り返ると友人の春人だった。


「おはよ、海斗」


「おはよう、春人 」


 春人は、俺の友達で中学の頃からの付き合いでバスケ部に入っておりバスケが上手く頭が良く勉強もできるとてもいい奴だ。


 二人が会話しているとキーンコーンカーンコーン…とチャイムが鳴り担任の先生が入ってきた。皆、席に着きHRが始まった。


「えーと前から言っていたが今日から新しい生徒がうちのクラスに来る」


 担任の先生がそう言った途端、クラスがざわつく。一部の生徒から「誰だろう? 」等の声が聞こえた。


「入って」


「失礼します」



 綺麗で可愛らしい声が聞こえ一部のクラスメートから「女子だ」という声が聞こえる。


 教室にゆっくりと一人の女子が入る。


 教室に入って来たのは、ピカピカの桜ヶ丘高校(ウチ)の制服を身にまとった女子だった。


 正直、一瞬惹かれた。なんて可愛い子だろうと思った。こんなに可愛い子を見たことがなかった。


 透き通るような白い肌。ぱっちりとしたまつ毛の下で色素の薄い茶色の瞳は伏し目がちに床を見つめている。





 その子は、教壇の前に立ち黒板に自分の名前を書いた。


『桜葉 美雨』


「簡単に自己紹介をお願いします」

 担任の先生の指示で自己紹介をした。



桜葉 美雨(さくらば みう)と言います。小学校まではこっちの学校で高校は千葉にある姫ヶ丘女子高校にいましたが両親の都合で転校してこの学校に来ました。 よろしくお願いします」



 頰を赤く染めながら紅い小ぶりな唇を動かして恥ずかしそうに自己紹介をする健気な姿。

 女子校から来た女の子だから、可愛いんだと海斗は自然に納得した。






「では、桜葉さん。七瀬君の隣の席が空いてるのでそこに座ってください」


 それからHRが終わった後、 海斗の隣にいる美雨は女子から質問攻めにあった。


 隣からは

「女子校って可愛い子いる? 」

「彼氏とかいるのー? 」

 など彼女に質問する声が耳に入る。


 そんな質問攻めにあってる美雨に海斗は、隣の席だし思い切って話しかけてみることにした。


「女子ばっかり話すなよ」


 そう海斗が言った瞬間、女の子達の楽しそうな声が耳に入る。


「俺は、七瀬 海斗。隣の席だからよろしくな」



「よろしくお願いします」


 そんな俺に一人の落ち着いた感じの綺麗なショートカットの女の子が声をかけた。海斗の幼馴染のあすかだ。


「私は、学級委員の佐倉(さくら )あすか、よろしく。海斗は私の幼馴染なんだ」

 あすかは、美雨の隣にいる海斗を指差す。




  「よろしく」

 ペコリと美雨は優しく可愛らしく頭を下げる。これが海斗と彼女、美雨との出会いだった。



 —続く

第1話はここまで。

海斗と美雨、二人がこれからどうなるのか、お楽しみに‼︎

では、また‼︎

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