ボクと神様
目を覚ましたボクは見知らぬ場所にいた。
何処だろう、此処。なんか大きい卵の殻あるし。
和室みたいだけど…………
「やぁ、おはよう」
っ!だ、誰だ!?
「僕は天時雨っていう精神生命体。
所謂 神様みたいな存在だよ」
神様……?じゃあボクは死んだんですか?
「簡単に言えばそうなるね」
……………これからボクはどうなるんですか?
消滅する?それとも記憶を消されて転生しますか?
「どうって言っても、もうしてるんだよね。転生。」
え?どういうことですか?
「君、まだ喋れないでしょ?自分を見てごらん」
分かりました。
体は、10歳児くらいの大きさで性別はそのまま女。
顔とかは………
「はい、鏡」
あ。ありがとうございます。
顔は前世とそんな変わらないな。(かなりの美形)
髪は白色の髪が一部黒いだけで髪型は右耳の方だけ少し長くて他の部分はショートヘア。
瞳は橙色と薄氷色のオッドアイ。
そして………頭の上に天使の輪?
あの、神様。この輪っか何ですか?
「ああ、それは天使のみ持つ輪だよ」
じゃあボク天使なんですか?
「そうだよ。それじゃあ翼を広げてみて」
何ですか?
「翼の色で役割が分かるんだよ」
了解しました!………こう……かな?
……………………出来てます?
「うん、出来てるよ………成る程」
どうでしたか?
「君は"堕天使"だね」
堕天使ってどんな役割なんですか?
「下界に行って下での事を報告する偵察係かな」
成る程!!
「君もある程度魔法とかの練習を終えたら役目に励んで貰うよ」
はい!分かりました、天時雨様!
「それじゃあ、君に名前をあげよう。
そうだな……ルナシェント・バーナブル・リィーンファネル
もっと覚えやすそうなのにしてください。
流石にそんなに長い名前は覚えられないです。
「じゃあ君の前の名前は月影 琴葉だったから御影 月葉、なんてどうだい?」
素敵な名前です!ありがとうございます!
こうしてボクは堕天使に転生したのであった。