1話 無意味な思考は考えさせられる
いつも思うが誘導ブロックが浮いていていいものかと思う、逆にあぶないのではないか?という
気がしてならない。まぁこんなことを考えるのは俺ぐらい・・・・・・
「誘導ブロックは浮いていていいのか?」
イター!!こんなこと考えている人イター!!
声のした方向を見てみると上は学生服なのだが下はなぜか袴だ。昔の学生にこんなひといたのか
なぁと思いつつもそこを過ぎ去り家路へと歩を進める。
しかし、頭をちらつくのはあの男のことばかり。
どこかであった気がするのだが・・・・・・、いや、違うだろうなデジャヴなんて当てにならん。
そんなことを考えていたらいかつい大男にぶつかって怒鳴られてしまった。ついでに金を取られそうになった。
だが、公衆の面前なのでみぞおちに一発だけ入れて走り去った。
実はこれはとんでもなくアブナイことなのだが、それはそれ、話とはまったく関係ないので触れないこととする。
良いこのみんなも悪いこのみんなもできるだけマネをしないようにしようね。
あと、重そうな荷物を抱えて困っているおばあさんがいたので家まで持っていってあげた。
持ってみると超重かった、だがオレは頑張って運んであげた。
実は家まであと50mのところなのにヒーヒー言っていて、しかも家に着いた瞬間らくらくと荷物を持ち上げていたおばあさんを影から見ていて不信感を抱かなくもなかったのだがそれはそれ話とは関係ないので触れないこととする。
家に帰ってみるとドアのところに和服姿の男性がいた。
そして気づいた、先ほど自分と同じ思考を繰り広げていた人だ。
「どちら様でしょうか?」
自分では優しく聞いたつもりなのだが
「知らない人に話しかけるとは無防備なやつだな」
不条理な怒りだ、無意味に逆ギレしたくなる。逆ギレに無意味もクソもないとは思う
が・・・・・・。
「大丈夫ですよ〜、さっきあなたが変な思考繰り広げながらつぶやいてるの見ましたから」
「変な思考とかいうな、今お年寄りが抱えている問題を切実に考えていたのだ」
あ、論点ずれ始めた「日本の論点」ずれはじめましたよぉ
「そんなことよりも・・・」
っお!もどしてくれるのか
「マチュピチュって言いにくくないか」
小学生かなこの人?キメラ人間かなこの人?身長は170前後ありそうなのにな
「キメラ人間ってなんだと思う?」
「おじさん何の用ですか?」
「お前を迎えにきた」
「はぃ?」
いきなりだ、こんなどこの誰とも知らない人から「迎えにきた」などといわれてしまった。
「まぁ着いてくればわかる」
といわれ、好奇心からついていってしまった。
あとから考えるとホントに無防備だったと思う、しかし、もう戻れないんだろうな。
好奇心というのは怖い
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和服姿のその男は物凄いスピードで歩を進めていく。
追い越した自転車の人が少し驚いた顔をしていた。
何ゆえ歩いてる奴に全速力で走ってついていかねばならんのだ。
その男についていくと駅へ案内された。
入場券を買い俺に渡してくれた、そこまではいいのだが何を思ったか自分の分のを買わずにスタスタと改札口へいくではないか!!
駅員がいるほうの改札口へ向かい何か手帳らしきものを見せた。
駅員は一瞬ギョッとした顔を見せたがその後疑いの目に移り変わった。オレが除いてみるとなんとそれは議員手帳だった!!
こんな男がなぜこんなものを!?オレも不信感を抱かずにいられない。一日に二回も不信感を抱いたのはこれが初めてだ。
しかし、この駅はもう議員特権を受け付けてないらしく断られて結局自分も入場券を買いに行くこととなった。
「昔はみんな笑顔で通してくれたのに・・・・・・」
と、泣き言をいっていたがいつの話だそれは。というかこの男は何者だ?
疑問符は絶えずとび続ける。
しかし、そんな疑問もさえぎられてプラットホームへつれてこられた。
こんなところでいったい何をするのかと思えば・・・・・・いきなりプラットホームから飛
び降りた!、そしてホームの下側に隠れた!?
「早くこい!」
叫んでいる、しかしまぁこんな状況に他のサラリーマンやら学生たちが黙っているわけもなく
「何やってんだ!?」「大丈夫なのか?」「カメを崇拝するのか?」
等といっている、そんな中飛び出せるわけもなく、下を見ながら立ち尽くしていると・・・・・
ホームの下側から手が伸びてきた!オレの足をつかんだ!ひきずりこまれる〜
そのときにホームの角で頭を打ち意識を失ってしまった。
そこからまた意識はとぶ
初めての小説・・・・・・ワクワクとドキドキが詰まった初めての小説・・・・・・なぜ、人は他人を忌み嫌うのかその答えは他の小説で探してください。