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IRREGULAR  作者: 陸一じゅん
ワンダーアンダーワールド イン イレギュラーズ
36/77

付録~F~

 

 アリス


 戸籍名:アリス・フェルヴィン。肩に届かないくらいで切りそろえた黒髪に、鮮やかなブルーの眼。

 12歳の少女の姿をしている。実年齢27歳。

 無邪気で快活、この世全てを娯楽と言い切る無茶苦茶な性格、価値観をしている。

 職業・独裁者。表向きは、元製薬会社の大企業“F(仮名)”の社長。12歳で、先代社長で創立者、祖父であるジェームズ・フェルヴィンと、その側近・重役らを殺害。実権を握り、24歳で正式に公表するまでの12年間、亡きジェームズを偽り画策。陰で世界を手に入れる。

 その正体は、ジェームズの“研究成果”であり、世界を変える魔女の一族の血を引く生きた兵器。

 世界に自分の空想を反映させる“実現”の能力を持ち、この世の筋書きを崩壊させる滅茶苦茶な能力であり、管理局からは『保護認定』という名の、ブラックリスト判定を受け、護衛という名の監視が常時付いている。(しかしアリスにあまり意味は無い)

 身体を動かすこと以外には、たいがい人並み以上の素養があり、娯楽という娯楽は(娯楽ではなくても)全てを愛し、この世のものは全て美しいと、何もしなくても日々を全力で楽しんでいる。

 実に多趣味であり流行には敏感で、ここ10年は毎期30本ほどのアニメ(いつ見ているのか不明)を消化している。他にも、自分をモデルにした自社マスコットをキャラクター展開、アニメ化してみたり、自分で毎月ラジオパーソナリティーをしたりと、趣味は多数。




 チェシャー猫


 戸籍名:アレン・ハンター。27歳。医師・錬金術師・毒師。医師免許あり。黒髪と鋭い緑がかった金色の眼。

 もとはジェームズの実験体の一人。アリスの次に優秀と認められたために、アリスの伴侶として婚約する。最もアリスに忠実な一人。

 肉体的に脆弱なアリスのためだけに医師免許を取得、彼女の専属医師として常に同行している。彼は研修期間以降、アリス以外を施術したのは3人だけである。

 先天的に破壊衝動と殺人衝動が強い傾向にあり、幼年期に薬物を用いた内側からの破壊に味をしめてからは、現在でも趣味の一環として調合・精製を重ね、製薬会社としてのFの業務にも貢献している。

 数年前までは実際に使用しないと気が済まなかったが、年を重ねるごとに落ち着いてきているもよう。




 白ウサギ


 戸籍名:パティ・ヒルトン。19歳。アリス側近。主に交渉・仲人役をこなす。

 癖のある明るいブロンドに、赤い目をした少女。聴覚と脚力に特化した元実験体。

 トレンチコートと中折帽子がトレードマーク。本人の趣向で、男装をしている。一人称も“僕”。

 クイーン・キング姉弟の理解者であり、クイーンの親友であり、キングの恋人。

 無口で自己主張が少ないが、クイーンほどではなくとも破壊衝動はあり、チェシャーほどにはアリスを敬愛している。




 帽子屋


 本名、エリス・キャンベル。34歳。

 ジェームズが殺害直前、教育係として雇っていた普通の青年。

 衣の様なプラチナブロンド、鮮やかな緑の眼を持つ美男。見目麗しいが、目つきと口が悪く、地元であらぬ噂を立てられ、就職できなかった。俗にいう、元ヤンニート就職浪人という過去を持っていた。

 実家は一昔前まで爵位を持っていたという、現・紅茶屋。姉と妹が3人いる。

『帽子屋』なのは、常識人なのと(※『帽子屋』は、『マッドハッター』と呼ばれるキチガイキャラクターである)、趣味が帽子集めだったため。

 なんだかんだで、アリス・チェシャー12歳当時から、25歳になるまでの13年間、教育係と破天荒な年少たちの抑止力として勤めを果たす。

 アリスが世界征服をはたし、管理局傘下に入った頃から、『実家を継ぐ』との名目で脱退。現在、『帽子屋』の地位は永久欠番である。




 眠りネズミ


 本名、ハリー・キャンベル。帽子屋の四つ年上の従兄弟にあたる。

 神童と謳われ、海外に留学もしていた天才だったが、留学先の大学在学中に中退、失踪。以来、行方不明だったが、公園でホームレス生活を送っているところを、従兄弟である帽子屋に保護され、プログラマー、ハッカーとして、Fに拾われたという経緯を持つ。

 “眠りネズミ”なのは、日々の昼夜逆転生活により、極端な夜型なため。




 三月ウサギ


 本名、サンディ・オリヴィエ・パーカー。

 ブロンドのグラマーな大人しそうな女性。

 遺伝子学専攻の学者。ジェームズの論文(『霊長類としての人類の品種改良』)を読み、感銘を受けて賛同したため、研究室を追われ、アリスの勧誘を受け加入。

 アリス程ではないが多趣味で、プライベートに置いては親友のような間柄。普段着から和装をしている。銃火器にも興味があり、有事には実際に武器の調達役を買って出て、個人的に管理も行っているが、本人の目標は『大和撫子』である。

 帽子屋に淡い思いを抱いており、彼の帰還を待ち望む。

 なお、帽子屋・眠りネズミ・三月ウサギの三人で、Fの純人間のサポート要員、通称『チームお茶会(アリス命名)』である。




 ハートのクイーン(赤の女王)


 戸籍名:ロゼ・レヴィ。21歳。赤毛と赤い目の美女だが、チェシャーを上回る破壊衝動、殺人衝動、怪力を持ち合わせる。身内からも折り紙つきの怪物。

 アリスがFに君臨した当時、5歳という年齢だったが、すでに研究員十数名を殺傷し、素手で鋼鉄の扉を蹴破る怪力を持つ。言葉が話せなかったが、理解はしており、アリスの教育によって数週間でチェシャーと舌戦を繰り広げるようになる。以来、チェシャーとクイーンの仲は、アリス不在だとここぞとばかりに殺しあう程度に悪い。

 アリスの敬愛はもはや崇拝の域に達している。怪力を生かし、身の丈より倍もある巨大な鎌を振り回す。

 異世界を“渡る”ことに素養があったため、現在はアリスの元を離れて管理局にて荒事専門に活躍している。



 ハートのキング(赤の王)


 戸籍名:シャルル・レヴィ。クイーンの双子の弟。

 破壊衝動の強い姉と違い、普段は温厚で心優しい、聡明な少年。大変臆病な気質で、閉所・暗所・高所・動物等に恐怖を持っている。しかし破壊衝動・殺人衝動がないわけではない。

 戦闘に置いては、怪力にものを言わせる姉と違い、両手それぞれで二つのナイフを扱う技巧派。

 白ウサギ(パティ)とは、純情なカップルである。




 イモムシ


 アリスが20歳の時に養子縁組をした少年。そのため、戸籍上はチェシャーとアリス夫妻の子となっている。17歳の最年少メンバー。

 養育は主に、お茶会メンバー(帽子屋、三月ウサギ、眠りネズミ)でしており、彼らのことを兄姉と慕う。教育の結果、プログラムから銃火器の扱い、メンバーの乗りこなしまで出来るサラブレットと育つ。

 現在は主にアリスの秘書として、社の機密情報管理、アリスのスケジュール管理、メンバーの位置管理、有事の護衛、義両親のプライベートの趣味スケジュール等々、マルチにこなしている。




 双子 (D&D)


 アリス24の時に加入。ピエロの様なメイクをした、鉄仮面の双子だった。

 しかしスパイだったために処罰、現在は欠番。




 ハンプティ・ダンプティ


 かつて神童と呼ばれた、にやけた痩躯の男。31歳。眠りネズミの後輩にあたる。

 コンプレックスの強い野心家であり、よく場をかきまわす発言をする。そのため、スパイ疑惑もかけられたことも。

 純人間。帽子屋脱退後は、その穴埋めにメンバーのサポート活動をしている。




 J (ジャック)


 本名、辻 公平 (つじ こうへい)。

 温和でサラリーマン風の柔らかい物腰の印象を受ける。22歳。

 高校時代に彼女に母を殺されてからというもの、クイーンの付き人をしている青年。母国では、母親殺害の容疑で指名手配中。

 メンバーの“脚”として使われることが多く、数々の免許を取得。

 元陸上選手で、現在も走り込みが日課。

 悲惨な過去の割に、本人は明るく、仕事にも前向きである。




 A (バンビ)


 管理局から派遣された新人。17歳。

 イモムシと同じく、アリス・チェシャー夫妻と養子縁組をした二人目の子供になる。

 こき使われる毎日で、大変多忙な毎日を送っているもよう。




後日、顔写真つけられたら、いいな!

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