ある冬の朝
ある冬の朝
外には雪がちらちらと降っています。
雪はゆっくり積もってゆきます。
サクサクサク。サクサクサク。
一人の女の子が走ります。雪の中を走ります。
冷たい空気を吸いながら。
冷たい冷たい空気を吸いながら、雪の中を走ります。
サクサクサクサク走ります。
走るその先には何にもありません。
ただ単に走ります。
女の子の体温はどんどん奪われていきます。
女の子はそれに負けない様に必死に走ります。
サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク。
やがて雪は止みました。女の子は体に積もった雪をパンパンと払うと、
「もっともっと走らなきゃ。幸せの国に着くまでは。」
女の子は言いました。
そしてまた走ります。
サクサクサクサクパシャパシャ。
雪は少し溶けました。だんだん暖かくなってきます。
幸せの国まであともう少し。
女の子は走ります。
サクサクサクサクパシャパシャ走ります。
初投稿です!!
こんな未熟小説ですがよろしくです。