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02*あひると美しい鬼人





それから

わたしと一ノ宮爽君は

入学式が始まるまで話をした



彼が一方的に話してるような感じで

わたしもなにかしゃべらないと大変だろうなっては思っていたけど

なにをしゃべればいいのかわからなくなる







「なぁ、瞳ってさアヒル好きなの?」






この質問は答えたい!






「・・・すき!」







「へぇ〜、その反応だと相当すきなんだな」



また笑って

彼は受けとめてくれた




人に初めて自分を出せた






爽君は本当に優しい人だ






そのとき


《ガラッ




 「はい、起立!」




突然ものすごい美人が入ってきて

教卓の前にたった。




声がハスキーヴォイスで

ルックスからなにやらオーラまでかっこいい女性だった。






「えー、初めまして。今日からここの担任になる相塚淕(あいづかりく)よ!恋人は寿司!よろしくね」







堂々としててほんとかっこいい先生だ






「・・・まじかょ、」






爽君の呆れた声




「?」




「あ、いやなんでもねぇよ。・・それより、お前の隣の席の奴きてねぇよな」






「・・ほんとだ、」




誰がくるんだろ、







「じゃーこれから入学式になるから服装ちゃんとするのよ?特に、そこの赤髪!!」




赤髪って爽君のことだ;






「はぁ?うっせぇよ女男!」







ってちょっと!






「うっせ!・・・コホン。ほら!廊下にならんで!」






淕先生の怖さにみんな静かに廊下にならんでいく




「ったく、恐がらせてどうすんだよ。瞳、お前一番だろ」




「ぅ、うん」




「お前一番最初に入学式会場入るんだぜ?」




あ。




「うわっめっちゃ冷めた顔した!」




また笑った




そんなにわたしの顔おもしろいのかな、




って


一番最初とか緊張する;;






それを見ていた爽君は


「俺はお前の後ろにいるからな」



と言ってわたしの頭を軽く叩いた




また爽君からパワーをもらった




このパワーってなんて言うんだろう




「ぅん、」







そして入学式




わたしは普通に歩いて

普通に返事ができた




緊張はそんなにしなかった




彼のおかげかもしれない







――こういうときは・・













「瞳〜入学式やっと終わったな!もう家帰んのか?」






「爽君。」






「ん?」






『ありがとぅ』






――君にその言葉を伝えるよ

この感謝をわたしは忘れない






そしてわたしは

教室を出た




アヒルのキーホルダーを揺らしながら。







「ちゃんとしゃべれんじゃん。」






明日からまた会えるんだと思うと

明日が楽しみだ




青柳 瞳。


クールなあひるちゃん。






「俺も帰ろ、」






今日は

寿司だな













アヒルちゃん

今日の晩ご飯は

お寿司にしよっか

初めまして*゜発波です。発投稿させていただきました。文章力がまだまだ未熟者ですがどうぞよろしくお願いします!*

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