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死の度に  作者: おさむ〜修
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エピソードゼロ 始まり

僕は何気なくホールを眺めていた。

そこには立派な大木が立っていて、吹き抜けた天井からは暖かな日が差し込む。

そして、朝にはいつものように小鳥が止まっていた。

すると、目の前を何か黒い影が落ちていくのを捉え、下の方で鈍い音がした。

それはあまりにも唐突な事で、僕の思考回路は停止し呆然としていた。

それでも、何が落ちたのかはわかる。

きっと人間なのだろう。

僕は我に返り勇気を出して、下を覗く。

そうして、僕の目に飛び込んで来たのは頭から得体の知れないものと赤色の液体が飛び出した、人形だと間違えるくらいの美しい女性だった。年齢は20代後半に見えた。

そんなショッキングな様子を見ても僕は何も驚かなかった。別に感情がない訳では無い。むしろ、人よりも情が熱い方だと思う。

ただ、現実だと捉えれなかっただけだ。


気づくと僕はベッドの上にいて、窓からは爽やかな風がそよぎ、眩しい日差しが顔を出していた。

そして、またもや僕の思考回路が止まった。

きっと夢だったのだろうが、それにしても現実味を帯びていた。

だって、起きてからの全ての景色が現実と瓜二つだったのだから。

だけど、今はそんな事を考えている暇なんてない。

今日は平日で僕は学生だ。だから、学校に行かなければならない。

乗る予定の電車は8時21分、今の時刻は7時42分。

今から急いで用意しようと思うが、その前に乾燥しきった口の中を潤さなければストレスで死んでしまう。そう思って、一人暮らしならギリ足りる大きさの冷蔵庫を開けて大好きな銘柄のほうじ茶が入ったポットをとって振り向いた時に、視界の端に夢で見たような影が一瞬写って、その数秒後に下の方からそれはそれは大きな悲鳴が聞こえた。

その一瞬で僕は認識した。絶対にこれは夢ではない。

そして、さっきと全く同じようにベッドの上で目が覚める。時刻は当然7時42分。

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