タイトル決めtake
えーと、まずタイトルから決めtakeかー。あ、間違った。『ていくか』だ。
タイトル候補としては、
候補1 乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけど、ざまぁさ
れません。
候補2 その婚約破棄、謹んでお受けします。
うーん、どっちがいいかなぁ?インパクトで言えば、候補2かなぁ?
悪役令嬢に転生して、婚約破棄される主人公。ヒロインが婚約者の彼とハピエンになって、『中川めぐみ』は断罪されて……。どうしよう?
断罪されてもいいように、下準備しておかないといけないよね。伏線張って、悪役令嬢の悪事をやめて、慈善事業して……。慈善事業っていったらやっぱり孤児院への寄付とかバザーとかかなぁ?何か他にないかなぁ?
あ、老人ホームを建てよう。時代背景的には老人ホームがないし、画期的かも?
でも何か切ないな、それ。
やっぱり孤児院でのバザーに出品する、お菓子や刺繍にしよう。あんまり難しいこと考えたって、語彙力ないから文章にならないわ。
で、婚約者は王子と公爵家の次男とどっちにしようかな……。断罪シーンではやはり、王子との婚約破棄の方が回りがザワつきやすいかな?公爵家の次男が婚約破棄を言い渡すとしたら、どんな場面があるかなぁ?
でも、ヒロインがどのようにして『中川めぐみ』の婚約者を篭絡していくかで話変わるよね。
ん~、もうどっから手をつけていいのか分かんなくなってきた。
まず、王子が婚約者だった場合。
婚約破棄の舞台は王家主催の夜会で、王子がヒロインをエスコートしている。ヒロインは王子のカラーのドレスを身に纏い、王子カラーのアクセサリーで着飾る。そのドレスもアクセサリーも王子からのプレゼントで、『中川めぐみ』は王子からのプレゼントは一切なし。王子からエスコートもしてもらえず、その代理は兄か弟。
そして王子はこう言うのだ。
「『中川めぐみ』、『ヒロイン』に対する数々の嫌がらせの証拠はあがっている。よって、『中川めぐみ』との婚約を破棄し、この『ヒロイン』と婚約することをここに宣言する」
バカなの?バカだと思っていたけど、ここまでバカだったとは……。その嫌がらせは『中川めぐみ』が行ったものではなく、ヒロインのでっち上げ、もしくは、他の悪役令嬢の仕業。確たる証拠でもないものを証拠としてあげ、人を悪役呼ばわりするなんて、この国の未来が心配になってきたわ。
『中川めぐみ』はそんな王子と結婚するのが嫌で、婚約破棄を「謹んでお受けします」というのだ。もちろん、断罪されたあとは、国外追放か牢獄か、なんだけど。乙女ゲームで、悪役令嬢は一応貴族だし、嫌がらせ程度で一生幽閉にはできないし、いつ牢獄から出てきてもおかしくない状況で、王子とヒロインがイチャイチャできるのは何か違う気がするので、ここは国外追放ってところかな。国外追放もやり過ぎな感じは否めないけど。まぁ『中川めぐみ』は転生者なので、国外追放されても前世の知識を生かして、他国で様々な物を開発し、安定した老後を送るっていう設定。
次に公爵家の次男が婚約者だった場合。
婚約破棄の舞台は、公爵家か『中川めぐみ』の自宅。
公爵家次男は、ヒロインに唆されて王家と公爵家長男を貶める。
そして自分が次期公爵となるべく画策し、自分が公爵となったあかつきには公爵夫人としてヒロインを迎えたいと思うようになる。『中川めぐみ』はヒロインと次男が次第に親密になるにつれ嫉妬し、嫌がらせをしたとして、婚約破棄を突き付ける。もちろん、嫌がらせはしていない。ただ、『中川めぐみ』の家も別に公爵家と繋がりがなくなったといって、落ちぶれる訳でもない。ただ、婚約破棄された令嬢として、次の結婚までが遠退くだけだ。なので、
「謹んでお受けします」
と答える。
『中川めぐみ』は前世の記憶から、ヒロインと次男の悪行を王家にリークしていたため、王家と公爵家長男は次男の画策を悉くぶっ潰すのだ。
あれ?慈善事業どこ行った?慈善事業しなくても何か良くなったけど、『中川めぐみ』が慈善事業を行ったことはどこかに入れられるようにしよう。
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