自由になった漢 ~NPCの俺がアイテムチートで最強無双して世界を救う~
「あのね、この世界はゲームなのよ」
気づいたらネトゲのNPCの冴えないおっさんだった。そしてネトゲのサービス終了、つまりゲーム世界の破滅が近いという秘密を知る。NPCのおっさんが最強になって俺Tueeeしてゲーム世界を救う(かも)。
…………というハリウッド映画が今年全米公開されるそうな。
そういう物語を妄想するのは洋の東西を問わず、ってことでしょうか。
日本では、小説には「悪漢小説」という分野がありますが、ゲームや映像だと、モラルがどうこうとバイオレンスや残虐表現に厳しい。米国では「Mature」(日本での18禁相当)ではあるものの、大人でありさえすればそういうのもアリです。そうした中に、ゲームプレイヤーがマフィアやギャングなどの悪漢キャラとしてプレイするゲームジャンルがあります。
そういうゲーム世界で、毎日のように銀行強盗PCに襲われるNPC銀行員のおっさん。
おっさんがPCに反撃してアイテムを手に入れると視界が一変。
こ、これは……PCだけアイテムチートしてズルい!!
浮遊するヘルスキット。
コレ見たわ。海外ゲームで見たわ。
容赦なく轢かれるキャラ。
コレも海外ゲームでは当たり前。
日本では乳揺れのリアルさ(物理的リアリティではなく、妄想的リアリティ)に命を懸ける? 開発者がいますが、米国には血液や死体のリアルさに命を懸ける? 開発者がいます。さすがホラーやゾンビが大人気の国。
もちろんヒロインあり。
「あのね、この世界はゲームなのよ」
たぶんイチャコラする。ハリウッド映画だし。
予告編によると、このあと俺Tueeeeしてゲーム世界を救うラシイ。
Free Guy 公式サイト 20世紀FOX(画像出典も)
https://www.foxmovies.com/movies/free-guy
タイトル「Free Guy」は、NPCのシバリから自由になった男、という意味でしょうか。主人公は「ガイ」という名前であり、ナイスガイのガイ(男)とも掛けてるのでしょう。
ジャンル:アクション
監督:ショーン・レヴィ
ストーリー:マット・リーバーマン
主演:ライアン・レイノルズ
キャッチコピー
THE WORLD NEEDED HERO
THEY GOT A GUY
”(ゲーム)世界は勇者を求めている
ある漢が立ち上がった”(適当訳)
2020年7月3日全米公開
日本での公開は未定。配給会社や主演人気で上映されるかもしれないし、舞台となる海外FPSの人気自体が日本ではパッとしないので、されないかも。
後者なら後日AmazonやHuluのネット配信に期待ですね。
いつもの「テンプレガー」「日本ガー」「若者ガー」とかに対するアレ。去年書きかけのが埋もれてた。
米国著作権法
https://www.cric.or.jp/db/world/america/america_c1a.html#107
第107条 排他的権利の制限:フェア・ユース
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