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引き寄せ甲子園59

よく続けること。 見て頂き、本当にありがとうございます。


★登場人物★

悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。安藤の教育係。


愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。


辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。 安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。


安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。


前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。


坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。


山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。


木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。


笹島:バッティングピッチャーに甘んじていたが、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。


江口:元陸上部スプリンター


木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督


遠山:元プロ野球選手


野村あなーしゃ:校内でイヤホンで音楽を聴いて他人に心を開かない。目立つ奴が大嫌い。皆からアナーシャと呼ばれている。

「何やってんだ。あいつは」


辰巳は三塁側の応援席から、双眼鏡で自軍のベンチを見ていた。


選手が立ち代わり悠太の所でうつぶせになって、悠太は相手の足首を膝の上に抱えていた。


悠太はポケットに入っていた足つぼ棒を使って選手の足裏に指圧を施していた。


これまでの悠太であったら、ベンチにギター持ち込み、試合中でも構わず、かき鳴らしたり作曲したりと奇をてらうだろう。


その勇気は周りの選手を鼓舞してる所があったが、すっかり溶け込みマンネリ化していた。


そうなると、なんだか自分のやってることは本当にやりたかったことではない様に思えるのだった。


悠太は全校生徒が30人ぐらいの僻地中学に通っていた。


ある程度長い距離が走れたので地区の駅伝大会に出場させられた。


当時顧問に教わった足裏マッサージの気持ち良さが記憶から消えずに残っている。


風呂あがりに自分の足裏をマッサージする習慣は今も残っていたが、誰かの足に施したことはなかった。


そばにいたスプリンター江口の足裏を押したところ、江口が嗚呼気持ちいいと、すっかりくつろいでいた。


人のために施し喜んでもらうというやりがいを悠太は感じた。


甲子園のベンチに来なきゃ気付けなかった。


「俺の足裏も頼む」


まもなくNEXTバッターサークルで素振りを始める山辺にそう言われたので急いで彼の足裏を押した。


「気持ちいい」「そこは痛い」


「おそらく胃が悪いんじゃないかしら。土踏まずの上の方を押すと痛がるから」と悠太。


「痛い。そこはどこのツボだ」


「ここは頭のツボだよ。芸能人も足裏親指の腹を押されるとのけぞって痛がるでしょ」


この後打席に向かった山部はピッチャーの放った初球を打ってセンターバックスクリーンに飛び込むホームランを放った。


「山辺にどんな魔法をかけたの?私も足裏押してらおうかな」 


そう言うと愛子はベンチに体を預けて悠太の前でうつ伏せになった。


悠太は性的な目ではなく医療行為を施すプロとして愛子を見た。


「便秘だから、改善するツボをしてほしいな」


この足の中心から土踏まず下の方まで手で流してみるね。それから土踏まず下部を押してみよう」


「痛ったーい」


おそらく出るとしたら、コロコロとした水分不足の、うさぎの様な糞だろう。


やっぱり欲しいな。


愛子のうんち。


悠太は足つぼ棒をバットの代わりに握りしめ、

みんなに喜んでほしいから愛を込めて

足裏に施術を施していくのであった。

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