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引き寄せ甲子園45

見て頂き、本当にありがとうございます。


★登場人物★


悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。 安藤の教育係。


愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。


辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。 悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。


安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。


安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。 前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。


坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。


山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。


山中:カードマジックのプロを目指している。 頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。


木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。


笹島:バッティングピッチャーに甘んじていたが、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。


江口:元陸上部スプリンター


木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督


遠山:元プロ野球選手

悠太と愛子に混じって、今やプロ注目のピッチャーの安藤がA市内にあるショッピングモールのゲーセンに来ていた。


甲子園出場を決めてから安藤は、すっかり有名人で、よく声をかけられる。


当初この物語はA市内を愛子と悠太が2人で散策する物語だった。


「UFOキャッチャーで使うのは、せめて500円までだね。入場料として割り切れる額じゃん」


愛子は、結構まともなことを言うようになった。


以前は2人を育てるために愛子は突拍子もないことを言ったものだった。


悠太はアームで景品を押したり、ぬいぐるみについてるタグにアームを入れたりと身の程を知らないテクニックを駆使するのが好きだった。


「ほら、もう500円。もうやめときな」


「ああ」


膝から崩れ去る悠太を見て安藤は声を上げて笑った。


景品を獲得するまでのドキドキも醍醐味だが、アームを操作するボタンを壊れない程度にカチっと音をたてて押すのも良いな、気持ちいいと悠太は思う。


愛子の声も相変わらず愛らしい。


ちょっと痰が絡んだ様な声を出すときは、更に良い。


安藤を見ると昔みたいなぎこちなさはなく自然に愛子と話している。


安藤は「胸星人」であるが、そんなそぶりを一切見せないでコミュニケーションを楽しんでいる。


やっぱり微笑ましい変態だなと悠太は自分のことを、そう思った。


3人で充実した空間をつくることの楽しさ、ギターを弾いたり作曲をしたりして作品をつくる楽しさ。


自分が気持ち良いと感じる音をつくっていきたいし、人が作った作品の中からは自分の感性をくすぐる音やワードを意識して探してみたい。


A校野球部が採集して育てているシダ植物って、甲子園の出場を引き寄せた、すごく神秘的なものじゃないかしら。


苔玉だ。


苔玉にシダ植物を植えたら、もっと流行るに違いない。


グッドアイデアが浮かんだので悠太はあと100円をUFOキャッチャーにつぎこんだ。

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