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引き寄せ甲子園35

見て頂き、本当にありがとうございます。

★登場人物★

悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。 安藤の教育係。

愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。

辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。 悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。

安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。

安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。

前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。

坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。

山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。

山中:カードマジックのプロを目指している。 頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。

木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。

笹島:バッティングピッチャーに甘んじていた が、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。

江口:元陸上部スプリンター

木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督

遠山:元プロ野球選手

A高野球部は先発、前田による全力投球で準決勝まで駒を進めた。


先発として前田は、お役御免となった。


受け持ちが先発からクローザーにかわり引き続き、使命を全うしなければならない。


バッタのクビキリギスが「ジーっ」と、けたたましく鳴いている。


この球場近くの線路を通り過ぎる時、電車内から一瞬クビキリギスの声が聞こえたと愛子が言っていた。


クビキリギスは、A高のマスコットキャラクターなので、この球場で鳴くバッタも味方につけたと、監督の安田は一人で盛り上がっている。


今回も悠太は3塁側スタンドでダルマ職人の辰巳と観戦することとなった。


持ち込んだギターでコードの練習をしていた。


ろくにギターはひけないのに、曲はいくつか完成している。


楽譜は書けないから、カセットテープにメロディを録音済みである。


流石にこの球場には仮設トイレが無い。


ちゃんとしたトイレが男性用と女性用とで別れている。


男女兼用の仮設便所であれば女子が出てきてすぐに入り込み、匂いを確認したりできるだろうが。


最近の悠太は、同じく応援に来ている女子生徒の足やら胸元を見たりして、スケベな一般の男子とさして変わらぬ。


普段の自分の特殊な性癖は、いつか上京してアブノーマルなことをしてくる店舗に行ける日まで、あたためておくことにした。


辰巳は渾身の自信作、バッタとコラボした自分と背丈が同等のダルマを脇にし、満足気に腕組みして座っている。


監督の安田ではなく、ベンチにいる愛子に絶対的な信頼を寄せているので不安は無い。


準決勝の相手は、練習試合で対戦したことがあるB高である。


練習試合であってもB高に勝てたことは一躍、全国に放送され、A高が注目されるきっかけとなった。


A高の先発が練習試合で好投した安藤でなく、笹島であることはB高の監督、木村にとって意外だった。


A高のベンチではメンバーが皆うつむいてノートに何かをひたすらかいている。


一方、安田監督はベンチの中を落ち着きなく歩き回り、持ち込んだシダ植物にスプレーで霧吹きしたり、ダルマを磨いたりしてるから、自己啓発は相変わらず行われているのだろう。

 

だが、なんとなく以前と様子が違い、不気味である。


「辰巳さんはベンチにいないね。一見マネージャーだけど、あのおねーちゃんが監督って考えて良いだろう。安藤くんはブルペンで投げてねーな。するとあれか?笹島くんが投げるんか」


練習試合では安藤の好投の前に手も足も出なかったから、それなりに対策を練ってきた。


「すると、あれか。笹島くんが安藤くんより良いってことか」


木村は相手ベンチに影響されたのか、何やらメモし始めた。

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