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引き寄せ甲子園31

見て頂き、本当にありがとうございます。


★登場人物★


悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。 同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。 安藤の教育係。

愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。 悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。 実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。

辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。 悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。

安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。

安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。

前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。

坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。

山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。 野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。

山中:カードマジックのプロを目指している。 頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。

木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。

笹島:バッティングピッチャーに甘んじていた が、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。

江口:元陸上部スプリンター

木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督

遠山:元プロ野球選手

夏の高校野球、地方大会に向けた壮行会が終わった。


新たにユニホームの左、上腕の所にシダ植物の刺繍を入れ、クビキリギスというバッタをチームのマスコットキャラクターにした。


辰巳や悠太と愛子は当初みたいに自己啓発を強制しない代わり、選手には各々ノートに自分が見るとワクワクしてプレイできる言葉を書くことを日々の習慣にさせた。


今、他の部活と垣根無く多くの人間が野球部を盛り上げてくれているから、悠太たちは特別なことをしなくて済んでいる。


一方、監督の は相変わらず「ありがとうありがとう」と念仏の様に唱えているし、応援団長の木下も同様である。


相変わらずカオスな現場は保たれた。


応援のスタイルは吹奏楽部による演奏は行わず、観客の「言葉」を尊重している。


ただ応援団長の木下は激しく拳を突き出したり上げたり回したりして「ありがとうありがとう」とやるものだから、彼の顔を立てて、皆で手拍子を合わせて声援することにはなる。


「新生A高野球部の発足当初から自分の言葉を持っていたのは悠太だけだったな」


辰巳はグラウンドで安藤と戯れる悠太を見ながら、そう言った。


「あいつは頼りなく見えるけど、芯はとても強いから」


愛らしい笑顔を振りまく悠太を見て、愛子は目を細めた。


「辰巳さん。バッタのマスコットは、どう用意します?」


「ダルマをバッタとコラボさせて、つくってみるよ。着ぐるみとかは甲子園にでも行くと決まったら考えよう」


「そこは引き寄せの法則でしょう。甲子園に行けたら、じゃなくてさあ。絶対に行くんだから。辰巳さんらしくない」


「悪い悪い。甲子園に行きつつある。ありがとうありがとう。仮面ライダーと似ない様に気をつけて早速、製作にとりかかろう。コンプライアンス的に気をつけないと」


辰巳は黒光りした顔から白い歯をのぞかせて笑った。


「ダルマがバッタとコラボですって?」


窓を開け放してある部室から安田が飛び出してきた。


「どうだ。いいダルマはできたか?」


「辰巳さんがつくる新作のダルマを早く見たいです。A高は甲子園に行きつつある。ありがとうありがとうありがとう」


「お前もダルマばっかつくってんじゃなくてよ。実戦は監督のお前がベンチに入るんだからな。しっかりしろよ」


安藤のフォロー担当の悠太は物憂げな表情をしている。


「あの仮設トイレには男しか入らないよ。一応共用なんだけどな。汚物入れまで用意したが。野球部員が体をふいた後のボディ用のウェットティッシュばかり捨ててあるよ。しかも甘ったるい変な臭いしてよ。女子が使用していたら俺は宝箱を開けるなどして間違いを犯していた所だっただろう。成人して上京したら、目の前でそういうことをしてくれるお店にでも行くさ」


「悠太君、君は完ぺきな変態だ。そんな話聞いたら、なにか気が楽になったよ。自分は全然まともだ。性欲から来るモヤモヤはキャッチャーミットめがけて白球と共に投げ込むわ」


「俺はギターを弾いて、今の気持ちを言葉にしよう」











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