引き寄せ甲子園25
見て頂き、本当にありがとうございます。
★登場人物★
悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。
同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。
安藤の教育係。
愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。
悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。
実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。
辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。
悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。
安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。
安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。
前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。
坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。
山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。
野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。
山中:カードマジックのプロを目指している。
頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。
木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。
笹島:バッティングピッチャーに甘んじていた
が、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。
江口:元陸上部スプリンター
木村:元甲子園出場常連高、B高野球部監督。
現代となっては珍しい物産品売りの老婆は商品が両ベンチでさばけたことに気分を良くしていた。
応援団の木下は一人、三塁側の土手で、自軍がアウトを奪ったり、ヒットとかを打つ度、体をそらして「ありがとうありがとう」と声をからしている。
また、どの味方のバッターに対しても、2003年阪神タイガース矢野と同じ「かっとばせ○○×3、○○ー、○○」とSimple is bestなヒッティングマーチをうたった。
「あんた、いいね」
老婆は気づくと木下の横に行き、その辺で拾った枝2本で舞を舞い始めた。
「おばあちゃん動くたんび臭いよ」
木下は勇気を出して、そう彼女に伝えてみた。
グランドでは笹島が抜群のコントロールで相手打線を手玉に取っている。
8回表の攻撃の前、B高は、たまらず円陣を組んだ。
気づけば、大勢の帰宅部や他の部活の連中が、校舎所々のベランダから身を乗り出し試合を見守っている。
周囲の土手にも、観覧者が増えてきた。一ヵ所に教師の姿もある。
「元甲子園常連校相手に、想定外の良い試合してるからね」
自軍のベンチで、愛子は珍しく微笑んでいる。
「うん。うちらが成果をここまで出せた背景は、誰もが理解しがたいけどね」
ここまでの軌跡を悠太は思い返した。
シダ植物とかの美しさに感動・感謝から始まり、皆でポジティブな言葉で、良い雰囲気を共有できた。
悠太のえげつない繊細さ・行動力・性的嗜好が、皆を引っ張っている。
常に彼の意識は「そこ」にとどまってない。
ギターで弾き語りする時「ありがとう」を必ず入れるし、シダ植物や苔、小さな生き物に感動したら「ほぉ」などと声に出して言葉・文章でアウトプットもする。
ええ。若めの女性が、うんこしたり唾吐いたり、そういうのも好きなんです。




