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引き寄せ甲子園18

見て頂き、本当にありがとうございます。


★登場人物★


悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。


同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。


安藤の教育係。


愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。


悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。


実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。


辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。


悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。


安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。


安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。


前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。


坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。


山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。


野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。


山中:カードマジックのプロを目指している。


頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。


木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。


笹島:バッティングピッチャーに甘んじていた


が、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。


江口:元陸上部スプリンター

「どちら様ですか?」


用具入れに座り込み、ギターをひいていた悠太は、目の前に立っている集団に気づいた。


彼の足もとには、つくしが愛らしく頭を筆状に整えている。


つくしが出す汁は、いやらしい糸を引きなさるのかしら。


「B高、野球部です。今日練習試合をするお約束でしたので、お伺いしました」


B高監督、木村の表情から、明らかに苛立ってるのが分かる。


「聞いてませんが。安田さん。B高野球部がいらっしゃってます」


「いらっしゃい」


安田は絵具だらけにした手を、ハンケチでぬぐいながら、満面の笑みである。


「どうぞ、あすこあたりで、準備運動からの、練習試合に向けて、体をあたためおくんなまし」


「はあ。私たちは、真剣に野球やってます。今日の練習試合を頭に入れて調整してきました。バカにしてんのか?お前ら帰るぞ」


木村はグラウンドに背を向けると、部員たちも続いた。


「待っておくんなませー」


辰巳は廃棄のダルマが大量に入ったゴミ袋を肩からさげ、木村の前に堂々と立ちはだかった。


「辰巳さん」


木村の表情は一瞬にして明るくなった。


「お前ら、人間国宝の辰巳さんだ。挨拶はどうした」


その時、グラウンドに録音された音声がながれた。


「B高との練習試合が近づいています。ありがとう。ありがとう。私たちはB高に勝ちつつあります」


先日辰巳が録音した声がグラウンドに響き渡った。

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