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引き寄せ甲子園16

見て頂き、本当にありがとうございます。


★登場人物★


悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。


同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。


安藤の教育係。


愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。


悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。


実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。


辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。


悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。


安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。


安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。


前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。


坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。


山辺:甲子園常連B校にスカウトされたが、高校野球には肌が合わないと、A校に進学して山岳部に入る。


野球部が超変革したと噂を聞いて、中途入部する意思を固め、再テストを受け合格した。


山中:カードマジックのプロを目指している。


頻繁に野球部に遊びに来て、辰巳にかわいがられている。


木下:応援団団長。勝手に応援団を結成した。今の所、一人でやっている。


笹島:バッティングピッチャーに甘んじていた

が、絶妙なコントロール、抜群の制球力を山辺に見出され、急遽先発枠に入る。


江口:元陸上部スプリンター

坂口はしょげていた。


昔より、この野球部が居心地良くなったが、練習する気が起きない。


悠太が励ます。


「坂口くん、以前よりスイングスピードが上がってきてるよ。ただ真面目だから、硬さがあって、体が開きすぎてしまう所があるから」


監督の安田は坂口の肩に手を置いた。


「先日、B高校と練習試合くんできたよ。以降も対外試合増やしますから。ごめんなさい。自信つける機会与えますから。まあ、だるまでも一緒につくって、気分変えてください。鈴木亜美さんのalone in my roomが急に聴きたくなってね、部室でながしてるから、いかがなさいますか?」


珍しく安田はコミュニケーションをとっている。


「監督。alone in my roomは秋口ぐらいに聴きたい名曲じゃないですか!これから夏に向けて、甲子園目指すってのに。坂口君の気持ちよく分かるよ。自分だってギター練習面倒になってきてしまったし。強迫性障害のために、勉強もはかどらないし。今、安田監督が言ったように、気分転換に、ダルマとか何か作るってのもいいかもしれない。難しいこと考えずに、ただつくる。俺、小説も書いてて、ネットに投稿してるんだけど、近頃それも面倒くさくてさ。小説を書く意味が、わかんなくなっていて。最近、短文でもアップロードしてしまうよ。可愛い女の子のお尻は汚かったりさ。お尻の穴まわりに毛が生えてたり、すごく臭いかもしれない。それは僕にとっては、すごく幸せなことで、まだ高校生だから色々なお店に行けないけど。大学生になったら行こうとか、とりあえず毛のことだけ、今は考えて生きてるんだ。TKは偉大だよ。あんな名曲つくっちゃうんだからさ」


悠太は、中学の修学旅行の時、新幹線で友達に聴かせてもらった『alone in my room』があまりにも名曲で衝撃を受けたこと思い出した。


当時、右ならえ右で、周りの者達がTK一色だったことに違和感を感じ、悠太は奥田民生さん信者だった。


「いいもんはいいんだよ坂口君。君のバッティングは良くなってるから、良くなってるんだ。しっかりしてよ!」


「ありがとう。悠太。喉乾いた。一緒にジュース買いに行かねえか?」


気づくと坂口は涙を流していた。

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