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引き寄せ甲子園8

悠太:A高校2年生。スピリチュアル研究家・唾、脱糞研究家・シダ植物研究家・プロレス好き。








同じクラスの愛子と接近したことで、スピリチュアルに目覚め、音楽活動を通して自分の壁を壊しつつある。








安藤の教育係。








愛子:A高校2年生。スピリチュアル・プロレス好き。男でも容赦なくシバき倒す運動神経を持つ。








悠太の素質に気づく。彼とのフィールドワーク(散歩)を通して、人を見守り、救う事が自分の生き甲斐だと気づく。








実質彼女が今の野球部を支えている。皆がやりたい放題できるのは彼女のおかげである。








辰巳:50代。元A高校野球部。当時はプロに注目される程の投手だったが、家業を継ぎ、ダルマ職人になる。








悠太と愛子から刺激を受け、地域貢献活動に目覚めた。A高校野球部を甲子園に出場させるため一肌脱ぐ。








安田:A高校野球部監督。A高校野球部OBで、辰巳の後輩。辰巳に頭が上がらない。








安藤:A野球部雑用係に甘んじているが、エース級の素質を持つ。








前田:A高校野球部のエースだが、中継ぎ・クローザーの方が向いている。








坂口:A高校クリーンナップの一角を担う。

最近、野球部員に行った意識調査によると、「過去安田監督から受けた体罰を許す、という内容が多かった」


「安田、ありがたいだろう。できた子ども達に恵まれてお前は幸せ者だよ」


辰巳からの言葉に安田は声を出して泣いた。


A高校野球部式、引き寄せの法則の指導方は、恨み、嫉妬などのネガティブな感情を否定しないことが大事で、聖人君子を目指すという教え方はしない。


ただ誰かを憎む感情は、相手と自分を不幸にする。


直接でなくていいから、心の中で許すことが大事である。


だから、安田は部員から散々罵られたが、もはや許されている。


「とりあえず今できることは何だろう?すぐできることは、あれだ。あれしか今は思い浮かばない」


安田は部室を後にすると、業務スーパーに向かい、フリスクを大量に箱買いしてきた。


「フリスクを食べた時の爽快感は、願望が実現した時の頭の中がα波で満ちた時の状態と似ていると思う。さあ今すぐ食べて、成功を先取りしてしまおう」


締めのミーティングで、安田がそう言うと、ここ最近にはない不思議な間が生じたが、安藤が率先して


「ありがとうございます」


それに皆が続くと、口々に「ありがとうございます」と言い、箱の前に群がり次々とフリスクをとっていった。


「ハハハ。1人1つずつだからな」


「お前が今日どうしてフリスクを配ったのか、全く意味が分からない。ただ動いたことに意味がある。世の中分からないことばかりなのだから、間違いとは言えない。ありがとう。ありがとう」


しゃべると酒臭いが、そう言うと辰巳は嗚咽しながら拍手した。


「絆が更に1つにまとまった」


部室内が拍手に包まれた。


愛子は見事に一切ミーティングに参加せず、デスクで一人明日の練習メニューを考えている。


一方、ミーティング中、悠太はギターを手にして、今日動画にアップするメロディをつくっていた。


どうやって安藤の姉貴の下着をゲットするか。


「盗む」とかではなく、匂いを嗅ぎたい、それだけである。


芸術を創造する脳とは別な箇所で思考できるので。


問題無い。


安藤の指導役として家に泊まりに行く口実はある。


下着がなくなったら、俺が疑われるでないか。


そんなバカなことはしない。


臭い下着の匂いをかぎました。ありがとう。ありがとう。

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