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誘拐されたので脱出します  作者: 抹茶闇ラテ
報告書一
38/51

小さな探検隊

「…正気なのか?」


私は鎌都にそう言う。いくら何かがあると言っても彼女らに任せるのは危険だ。


「僕は正気だよ。ただななし達だったら出来るって信じてるんだ」

「…そうか。まぁ…もしかしたら危険じゃ無いかもだからな…

 それで、ななし達はどうする?行くか?」


安全な確立は低いと思うが…行ってみないと分からないか。

ななし達は少し悩んだがこう言った。


「私、行ってみるよ!いろんな危険を乗り越えたんだ、大丈夫!」

「僕も行く。ななしと一緒だったら大丈夫だもん」


なんと可愛らしい決意だろう、彼女らだったらなにかあっても大丈夫そうだな。

だが万が一の時に備えてななし達に色々な物を持たした。

これなら五歳児でも使える物だろう。


「危険だったらいつでも戻ってきてね、命が一番優先」

「うん、分かったよおにーちゃん」

「それじゃあななしと行ってくる!」


こうしてななし達の…いや、小さな探検隊の探検が始まった。

その間に私達もこの部屋の探索としよう。




~~~~~~~~



このお手伝いは私達にしか出来ない事。気合いを入れて行こう!

ちょっとの不安とワクワク、よく分からない気持ちで隙間に入った。


「わぁ…なにこれ…」


隙間の先の景色に声が出る、だってだって…

私達が立っている足場の下には針がびっしり、結構な高さ。

他の足場があちこちにおいてある。

…アスレチック。ほかの実験体に教えて貰った言葉。

へぇ、こういうのなんだ。


「ななし、どうしよう…進む?」

「うん、進むよ。こんなの簡単だよ、きっと」


そう言って私はすぐそこの足場に飛び移る。

以外と簡単そう…これなら大丈夫だね。

心配そうに白羽は私をみる。


「大丈夫だよ!ほら、おいでよ!」

「分かった…僕、頑張る!」


白羽も次の足場に飛び乗った。なんとか落ちずにすんだ。

私はホッと撫で胸をなで下ろした。

でもまだまだこれから先は遠い。少しずつ、少しずつ。


「よし、もっと行こう!」


次々に出てくるアスレチックを私達は攻略していく。

少し危ない時もあったけれど、私達二人の力でなんとか頑張った。


「なんとかここまで来れたね、あと少しでゴールだよ…!」

「ねぇ、白羽…疲れてる様だけど大丈夫?」

「僕さ、ちょっと走ったりするだけでもだいぶ疲れるけど…大丈夫だよ。

 だってななしがいるから、僕は大丈夫なんだ」

「そっか、だったら大丈夫だね!私は次のアスレチックに挑むよ!」


…と大見得を切ったところまではよかった。

綱渡り。私に出来るかな…体感には自信はないけどそれに似たものを

やってきたからどうにかなる。そう信じよう。

一歩一歩、確実に進む。

白羽の応援の声が聞こえる、頑張らないと…!

しばらく進んで、ようやく半分の所まできた。

ここで気を緩めたら落ちるかもしれない…さっきと同じように確実に進む。

…なんとか私はここを乗り越えられた。安心して座り込む。


「わー!凄いねななし!僕も頑張ってみる!」

「分かった!サポートは任せて!」


次は白羽の番だ。息を飲んで見守る…

色々なアスレチックを彼とやってきたけど、体力はあまりなさそう…

そう思ってた時には白羽はもう半分まで来ていた。

それも、なかなかの速さで。

しばらくして、白羽も到着した。


「白羽!ここに来るの速いね!」

「なんかコツみたいなのがつかめたんだ。

 それはそうとして、きっとこの先に何かがあると思うんだ」

「うん、そうだね。でも私達だったら大丈夫!行こう!」




~~~~~~~~


…私達はななし達が行った後、この部屋を探索したが大した成果はなかった。

鎌都はあの二人を心配に思っている様子だ。

すると突然、トランシーバーから音がなった。


『ラッキーガール、聞こえてるかな?』

「…聞こえている。何の用だ」

『あぁ、今仕入れた情報でね…』


その内容はもっと早く知らせろと言う内容だった。

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